ShopifyにPayPayを導入する方法とは?手数料・返金は?

Shopifyガイド

2026-01-30 15:29:34

PayPayは日本国内で圧倒的な利用者数を誇る決済サービスですが、Shopifyでは標準機能として直接導入できない点に注意が必要です。

本記事では、ShopifyでPayPayを利用するための仕組みや、外部決済サービスを経由する導入方法を分かりやすく解説します。併せて、導入メリット・デメリット、コストや入金サイクルの注意点、KOMOJUやSBペイメントサービス、GMOイプシロンといった主要サービスの違いまで整理します。

ShopifyストアにPayPayを導入すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

Shopifyの配送料を安くしたい方へ

国内三大宅配会社と個別契約なしで、特別価格で利用できる!

目次

PayPayについて

ShopifyにPayPayを導入するメリット

ShopifyにPayPayを導入するデメリット・注意点

ShopifyにPayPayを導入する方法

Shopifyへ導入を検討すべき他の決済サービス

ShopifyとPayPayに関するQ&A

簡単配送アプリプラスシッピング インストールはこちら

PayPayについて

PayPay

PayPayは日本国内で最も普及しているスマートフォン決済サービスの一つで、特にQRコード/バーコード決済分野では圧倒的なシェアを誇っています。

2025年7月時点でPayPayの登録ユーザー数は7,000万人を突破しており、これは日本の総人口の半数以上、スマートフォン所有者の約3人に2人に相当する規模です。PayPayの2024年度の決済取扱高は約12.5兆円超、決済回数は78億回を超える規模となっており、国内コード決済市場において約3分の2のシェアを占めています。こうした数値は、日常的な生活シーンでPayPayが広く利用されていることを裏付けています。

日本全体のキャッシュレス決済においては、経済産業省の調査で2024年のキャッシュレス決済比率が42.8%に達し、政府の目標である2025年度までの40%超を一足早く達成したことが報告されています。また、コード決済は利用回数の伸びが著しく、PayPayはその中心的存在として引き続き高いシェアを維持しています。

さらに、MMD研究所の2025年調査によると、QR・バーコード決済を利用している人のうち約65%がPayPayを選択しており、楽天ペイやd払いといった競合サービスを大きく引き離す結果となっています。

ShopifyにPayPayを導入するメリット

ShopifyストアにPayPayを導入することで、決済手段の幅が広がり、購入機会の損失を防げます。主なメリットは次のとおりです。

  • 購入機会の損失を防止できる

  • コンバージョン率の向上が期待できる

  • 若年層・非カード層を取り込める

  • 決済コストを抑えやすい

  • 集客・販促効果を活用できる

それぞれのメリットについて詳しく解説します。

購入機会の損失を防止できる

ECサイトにおけるカゴ落ちの大きな要因の一つが、希望する決済方法が用意されていないことです。

クレジットカード決済のみの場合、カードを持っていない、手元にない、利用限度額や有効期限の問題があるといった理由で、購入を断念される可能性があります。

PayPayを導入することで、スマートフォン一つで決済できる選択肢を提供できるため、決済手段の不足による離脱を防ぎやすいです。その結果、購入完了率の向上につながります。

コンバージョン率の向上が期待できる

PayPayは、クレジットカード番号などの入力を必要とせず、数タップで決済が完了します。購入手続きの手間が減ることで、決済途中での離脱が起こりにくくなります。

また、外出先や移動中など、入力作業を避けたいシーンでも利用しやすいため、購買行動を後押しします。スムーズな決済体験は、結果としてCVR(コンバージョン率)の改善に寄与します。

若年層・非カード層を取り込める

クレジットカードは18歳以上でなければ発行できないケースが多く、未成年者はカード決済を利用できません。一方で、PayPayは法定代理人の同意があれば未成年者でも残高決済が可能です。

そのため、クレジットカードを保有していない若年層や、カード決済に抵抗感を持つ層にもアプローチできます。

PayPayの導入は、これまで取り込めていなかった顧客層への販売機会を広げる施策として有効です。

決済コストを抑えやすい

PayPayは、他の主要な決済手段と比較しても競争力のある決済手数料体系を採用しています。プランによっては、取引金額に対する料率を低く抑えられます。

また、初期費用や月額固定費が発生しないため、売り上げ規模の小さいShopifyストアでも導入しやすい点が特徴です。

決済コストを抑えることは、利益率の改善や事業の安定運営につながります。

集客・販促効果を活用できる

PayPayは、ポイント還元などの大型キャンペーンを定期的に実施しています。PayPay決済に対応していることで、これらのキャンペーンの恩恵を受けやすくなります。

自社で大きな広告費をかけなくても、PayPayのプロモーションによって購買意欲を高められる点は大きなメリットです。

結果として、新規顧客の獲得や売り上げの一時的な押し上げが期待できます。

簡単配送アプリプラスシッピング インストールはこちら

ShopifyにPayPayを導入するデメリット・注意点

PayPayは強力な決済手段ですが、Shopifyで導入する際はコストや入金、運用の条件が変わる点を押さえる必要があります。

主なデメリット・注意点は次のとおりです。

  • 外部決済サービスの利用が必須

  • 決済コストの増加

  • 入金まで最大で2カ月かかることも

  • 運用・サポート負担の増加

  • 決済手段併用の必要性

  • キャンペーン依存のリスク

それぞれを詳しく解説します。

外部決済サービスの利用が必須

ShopifyにPayPayを導入する場合、Shopifyの標準機能だけで直接PayPay決済は追加できません。

PayPayは、Shopifyの標準決済機能であるShopify ペイメントの対応決済手段に含まれていないため、外部決済サービス(決済代行会社など)を経由して導入する必要があります。

そのため、PayPayを利用するには、PayPayとの契約に加えて、決済代行会社との契約や設定作業が発生します。導入手順や管理画面が増えることで、決済設定やトラブル対応の運用がやや複雑になる点も考慮が必要です。

また、外部決済サービスを利用する構造上、決済条件や入金条件、問い合わせ先はShopify ペイメントとは異なります。導入前には、どの外部決済サービスを経由してPayPayを利用するのかを明確にし、運用体制を整理しておくことが重要です。

なお、主な外部決済サービスについては、この記事の後半で詳しく紹介します。

決済コストの増加

決済代行会社を経由してPayPayを導入する場合、決済コストが複数層に分かれて発生しやすい点に注意が必要です。

具体的には、Shopify側の外部決済サービス取引手数料、さらに決済代行会社の利用料がかかる場合があります。

Shopifyの外部決済サービス取引手数料は、利用しているプランによって次のように設定されています。

プラン名 外部サービス取引手数料
Basic 2.0%
Grow 1.0%
Advanced 0.6%

これらは、PayPayに限らずShopify ペイメント以外の外部決済サービスを利用した場合に発生する手数料です。

加えて、外部決済サービスにも決済手数料が設定されています。主な外部決済サービスにおける主な目安は次のとおりです。

外部決済サービス名 決済手数料
KOMOJU 3.5%〜
SBペイメント 3.45%
GMOイプロシン 3.45%〜

さらに、契約内容や運用方法によっては、有料オプションプランの月額費用や、早期入金サービス利用時の入金手数料が発生する場合もあります。

そのため、PayPayをShopifyに導入する際は、決済手数料だけを見るのではなく、月額費用や入金関連コストを含めた総決済コストを把握した上で、費用対効果を検討することが重要です。

入金まで最大で2カ月かかることも

ShopifyでPayPayを利用する際に決済代行会社を経由する場合、入金までに1〜2カ月程度かかるケースがあります。

多くの決済代行サービスでは「月末締め・翌月払い」が基本で、売り上げ計上から実際の入金まで時間が空きやすい点に注意が必要です。

このような入金遅延を解消するため、有料の早期入金サービスを用意している事業者もありますが、その分追加の手数料が発生します。

一方、Shopify ペイメントを利用している場合は、毎日・毎週・毎月から入金サイクルを選択でき、毎週入金を選んだ場合は、決済確定から最短5営業日、最長で10日前後で入金されます。

このように、PayPay導入時は月1回入金が前提となるケースが多いこと、導入経路によっては入金までの期間がさらに長くなる可能性があることを踏まえ、資金繰りに無理が生じないか事前に確認しておくことが重要です。

運用・サポート負担の増加

PayPayを追加することで決済手段が増える一方、決済エラーや返金、入金照会などの問い合わせ導線が複雑になりやすいです。

特に外部決済サービス経由で導入する場合は、問題の切り分け先がShopifyか決済代行会社、PayPayのいずれになるかがケースで変わるため、社内の運用フローを整えておかないと対応コストが膨らみます。

サポート工数を抑えるには、チェックアウト画面の案内文やFAQでエラー時の確認項目や返金の扱い、入金タイミングを先回りして提示しておくことが有効です。

決済手段併用の必要性

PayPayは日本で非常に普及していますが、それでも全ての消費者が利用しているわけではありません。特に高額商品の購入や、海外からの顧客に対しては、クレジットカード決済やPayPal、代金引換など、多様な決済方法への対応が不可欠です。

そのため、ShopifyストアではPayPayを導入するメリットを最大限に生かしつつも、顧客の多様なニーズに応えるために、他の主要な決済サービスとの併用を検討する必要があるでしょう。

複数の決済手段を提供することで、より多くの顧客にスムーズな購入体験を提供し、購入機会の損失を防げます。

キャンペーン依存のリスク

PayPayの強みの一つはキャンペーンによる購買喚起ですが、内容は常に一定ではありません。キャンペーンを前提にCVRや売り上げが伸びている状態だと、条件変更や露出減によって反動が出る可能性があります。

集客や販促はPayPayだけに依存せず、メール・LINE・広告・SEOなど複数チャネルで再現性を持たせる設計が安全です。

ShopifyにPayPayを導入する方法

前述のとおり、PayPayを利用するには外部決済サービス(決済代行会社)を経由する必要があります。主な選択肢は次のとおりです。

  • KOMOJU

  • SBペイメントサービス

  • GMOイプシロン

それぞれの外部決済サービスの特徴を詳しく紹介します。

KOMOJU

KOMOJU

KOMOJU(コモジュ)は、ECサイト向けに多彩な決済手段を一括で導入できる決済代行サービスです。

Shopifyとの連携に対応しており、PayPayやコンビニ決済、各種スマホ決済、クレジットカード、銀行振込、QRコード決済など多様な支払い方法をまとめて扱えます。

導入は初期費用・月額費用が無料で、決済画面をShopify上に表示する形式にも対応するなど使い勝手が良い点が特徴です。日本だけでなく国際ブランドの決済や越境EC向けの支払いにも対応しており、幅広い顧客ニーズに応えるプラットフォームとして利用されています。

SBペイメントサービス

SBペイメント

SBペイメントサービス(SBPS)は、ソフトバンクグループ傘下の決済代行会社として、ECサイトやオンラインショップ向けに豊富な決済手段をまとめて提供するプラットフォームです。

クレジットカード決済に加えて、PayPayやキャリア決済、コンビニ決済、楽天ペイなど40ブランド以上の決済方法を一括で導入できる点が大きな特徴です。

Shopifyとの連携にも対応しており、複数の支払い手段をまとめて扱えることで顧客の利便性を高め、売り上げ拡大につなげられます。

また、対応加盟店数が多く、ソフトバンクグループの安定したサポートやセキュリティオプションも評価されています。

GMOイプシロン

GMOイプシロン

GMOイプシロンは、ECサイト向けに多彩な決済手段をまとめて導入・管理できる決済代行サービスです。

クレジットカード決済やコンビニ決済、スマホ決済など主要な支払い方法に対応し、初期費用やトランザクション処理料が無料で利用できるプランを用意しています。複数の決済ブランドを一括で扱えるため、個別契約やシステム構築の手間を省ける点が大きな特徴です。

また、月額費用や決済手数料はプランに応じて選択でき、EC事業者のスモールスタートからスケールまで柔軟に対応します。

セキュリティ面でもPCI DSSやプライバシーマークなどの認証を取得し、安心して利用できる環境が整っています。

Shopifyへ導入を検討すべき他の決済サービス

ShopifyでPayPayを補完するためには、ターゲット顧客や販売形態に応じて、他の決済サービスも併せて検討することが重要です。

ここでは、Shopifyストアで導入を検討すべき代表的な次の決済サービスを紹介します。

  • Shopifyペイメント

  • 後払い決済

  • PayPal

Shopifyペイメント

Shopifyペイメント

Shopify ペイメントは、Shopifyが公式に提供している決済機能です。外部の決済代行会社を利用せず、Shopify管理画面内だけで決済設定や売り上げ管理、入金確認までを完結できます。

クレジットカード決済をはじめ、Apple PayやGoogle Payなどにも対応しており、申請から導入までの手続きが簡単です。

最短で即日利用できるため、スピーディーにストアを立ち上げたい場合や、入金サイクルを柔軟に管理したい場合に適しています。

後払い決済(Paidy・NP後払い・GMO後払い)

あと払いペイディ

後払い決済を導入したい場合は、Paidy、NP後払い、GMO後払いなどが代表的な選択肢です。

後払いは、購入者が商品を受け取った後に代金を支払う決済方式で、購入時の心理的ハードルを下げられる点が特徴です。支払期限は数日後から翌月末までと幅があり、サービスによっては分割払いやコンビニ払いにも対応しています。

特に高単価商品や初回購入が多いストアでは、後払いの導入によってコンバージョン率の向上が期待できます。

PayPal

PayPal

海外向け販売や越境ECに力を入れたい場合は、PayPalの導入が有効です。PayPalはアメリカ発のオンライン決済サービスで、世界中で幅広く利用されています。

購入者はクレジットカードや銀行口座情報を店舗側に開示することなく決済できるため、セキュリティ面での信頼性が高い点が特徴です。

ECサイトでの商品購入だけでなく、個人間送金や請求管理など多様な用途に使われており、海外顧客の利便性向上につながります。

ShopifyとPayPayに関するQ&A

最後にShopifyへのPayPay導入に関するよくある質問とその回答を紹介します。

Shopify POSでPayPayは導入できるか

条件付きで可能です。Shopify POSは、実店舗やポップアップショップでの対面販売に対応したシステムですが、Shopify POS単体の標準機能としてPayPayが直接利用できるわけではありません。

Shopify POSでPayPay決済を受け付けるには、SBペイメントサービスやKOMOJUなどの外部決済サービスを通じてPayPayと連携する必要があります。

また、利用できる決済方法は、使用するPOS端末・決済代行会社・契約内容によって異なります。全てのPOS環境でPayPayが利用できるとは限らないため、実店舗でのPayPay対応を検討する場合は、事前に対応端末や連携可否を必ず確認しておくことが重要です。

ShopifyでのPayPayはどう返金されるか

PayPay決済の返金方法は、利用している決済代行会社の仕組みによって異なります。一般的には、Shopifyの管理画面から返金処理を行うことで、その情報が決済代行会社に連携され、PayPay側で返金処理が行われます。

返金の扱いは、返金のタイミングによって異なります。決済確定前や締日前にキャンセルされた場合は、請求自体が取り消される形となることがあります。一方、締日を過ぎてから返金された場合は、PayPay残高への返金や後日の相殺処理として対応されることが一般的です。

ただし、返金の反映タイミングや処理方法は、PayPay本体ではなく、SBペイメントサービスやKOMOJUなどの決済代行会社の規定が適用されます。そのため、実際の返金フローや反映日数については、利用している決済サービスの仕様を事前に確認しておくと安心です。

ShopifyでPayPay導入後に決済代行会社を変更できるか

原則として、決済代行会社の変更は可能です。

ただし、Shopify上での設定変更だけで自動的に切り替わるわけではなく、新たに利用する決済代行会社との契約・審査・設定作業が必要です。

なお、既存の取引履歴や売り上げデータが新しい決済代行会社に引き継がれることはありません。また、解約タイミングによっては未入金の売り上げが残る場合もあるため、入金完了を確認してから切り替えることが重要です。

簡単配送アプリプラスシッピング インストールはこちら

Shopify唯一の配送注文アプリ

月額利用料無料

最短3クリックで送り状を発行

気になったら資料をチェック!

資料ダウンロード

記事一覧へ

この記事をシェア