Shopifyで返品・返金の対応方法!手数料やポリシー作成を解説

Shopifyガイド

2026-05-27 17:46:13

Shopifyでは、注文キャンセルや返品対応に伴う返金処理を管理画面から行えます。商品未発送時のキャンセル返金だけではなく、商品発送後の返品・一部返金・配送料返金など、状況に応じた柔軟な対応が可能です。

一方で、返金後は取り消しできない点や、クレジットカードの取引手数料が返金されない点など、事前に理解しておきたい注意点もあります。また、返金・返品ポリシーを整備しておくことで、顧客トラブル防止にもつながります。

本記事では、Shopifyでの返金・返品方法や手数料、注意点、返金・返品ポリシーの作成方法まで詳しく解説します。

目次

 

Shopifyの返金とは

まず始めに、Shopifyにおける返金の概要や、返品・キャンセルとの違い、返金できる主なケースについて解説します。

Shopifyにおける返金の概要

Shopifyの返金とは、注文に対して支払われた金額の全部または一部を、購入者へ返す処理のことです。

管理画面の「注文管理」から対象の注文を開き、注文全体の返金や一部商品の返金、配送料の返金などを行えます。返金処理では、必要に応じて在庫を補充したり、購入者へ通知メールを送信したりすることも可能です。

返金は、商品の返品や注文キャンセル、価格設定ミス、配送トラブルなど、さまざまな場面で発生します。顧客対応や在庫管理にも関わるため、単に金額を戻すだけでなく、返金理由や在庫補充の有無を確認しながら進めることが重要です。

返品・キャンセル・返金の違い

返品・キャンセル・返金は似た言葉ですが、それぞれ意味が異なります。

返品とは、購入者が受け取った商品をストアへ返送することです。商品発送後にサイズ違いや不良品、破損などが発生した場合に行われます。

キャンセルとは、注文自体を取り消す処理です。主に商品発送前の注文や、支払い方法の変更が必要な場合などに行われます。

一方、返金とは、購入者が支払った金額を返す処理です。返品やキャンセルに伴って行われるケースもありますが、配送料のみの返金や一部商品の返金など、注文を完全に取り消さない形で行う場合もあります。

返金できる主なケース

Shopifyでは、さまざまなケースで返金処理を行えます。

代表的なものは、商品発送前に注文をキャンセルして全額返金するケースです。まだ発送していない注文であれば、注文キャンセルと同時に返金処理を進められます。

また、商品発送後に返品を受け付け、返送された商品の状態を確認してから返金するケースもあります。破損品や不良品、配送ミスなど、ストア側の事情で返金が必要になる場合もあります。

その他、注文の一部商品のみを返金する、配送料だけを返金する、金額調整のために一部返金するなど、状況に応じた柔軟な返金処理が可能です。

返金後にできないこと

Shopifyでは、一度返金処理を開始すると、その返金のキャンセルや取り消しはできません。

誤って返金してしまった場合は、返金処理を元に戻すのではなく、下書き注文を作成して再度決済を回収するなど、別の方法で対応する必要があります。

また、返品を作成せずに返金した場合、返金後に返品処理を作成できない点にも注意が必要です。返品を伴う注文では、先に返品処理を作成してから返金へ進むと、在庫管理や対応履歴を整理しやすいです。

返金は顧客対応だけでなく、売り上げ管理や在庫管理にも影響するため、処理前に対象商品、返金額、配送料、在庫補充の有無を必ず確認しましょう。

Shopifyで返金・返品する方法【商品未発送時】

Shopifyで商品未発送時の注文をキャンセルする

商品がまだ発送されていない場合は、注文キャンセルと同時に返金処理を行います。

例えば、顧客都合によるキャンセルや支払い方法変更、在庫不足などで注文自体を取り消したい場合に利用されます。

また、キャンセル時に「在庫を補充する」を有効化すると、販売済みとなっていた在庫数も自動で戻せます。

設定手順は次のとおりです。

①「注文管理」から対象注文を開く
②「その他の操作」→「注文をキャンセルする」をクリック
③返金有無を設定する
④キャンセル理由を選択肢の中から選ぶ
⑤在庫補充やお客様への通知送信を設定する
⑤「注文をキャンセルする」をクリックして完了

なお、一度キャンセルした注文を元に戻すことはできません。誤ってキャンセルした場合は、新しく注文を作成して対応する必要があります。

Shopifyで返金・返品する方法【商品発送後】

ここでは、商品発送後の返金・返品方法について、ケース別に解説します。

商品発送後は、単純な注文キャンセルではなく、返品処理を伴うケースが多いです。また、全額返金や一部返金、配送料返金など、状況によって対応方法も異なります。

商品を返品して返金する(全額・一部)

Shopifyで商品返品後に返金する

商品発送後に返品対応を行う場合は、まず返品処理を作成し、商品の到着確認後に返金する流れが一般的です。

Shopifyでは、注文全体の返金だけではなく、一部商品のみ返金することも可能です。例えば、複数商品を購入したうち一部商品のみ返品された場合や、価格変更・割引対応などで差額分だけ返金したい場合にも利用されます。

また、返品処理を行わずに返金だけを実施すると、在庫管理や返品履歴が正しく反映されない場合があるため注意しましょう。

設定手順は次のとおりです。

①「注文管理」から対象注文を開く
②「返品」をクリック
③返品する商品・数量・返品理由を設定する ※全額返金の場合は全ての商品を選択、一部返金の場合は対象商品のみ選択
④「返品を作成」をクリックする
⑤返品商品の到着確認後、「処理して返金」をクリックする
⑥返金する商品の数量を確認する
⑦返金のタイミングや返金方法を選択する
⑧必要に応じて在庫補充や通知メールを設定する
⑨「返金する」をクリックして完了

なお、一部返金後も追加返金は可能であり、注文ステータスは「一部返金済み」として管理されます。

配送料のみ返金する

Shopifyで配送料分のみ返金する

配送遅延や配送ミスなどが発生した場合は、商品代金ではなく配送料のみ返金するケースもあります。

例えば、「商品は問題なく届いたが配送遅延が発生した」「誤配送のおわびとして送料を返金したい」といったケースで利用されます。

設定手順は次のとおりです。

①「注文管理」から対象注文を開く
②「返金する」をクリック
③「配送料の返金」から返金額を入力する
④必要に応じて返金理由を入力する
⑤「返金する」をクリックして完了

なお、無料配送ディスカウントが適用されている注文では、配送料返金ができないケースもあります。

破損品・不良品・配送ミス時に返金する

Shopifyで破損・不良品の返金をする

商品破損や初期不良、誤配送などが発生した場合の返品・返金対応も、基本的な流れは「商品発送後の返品・返金」と同様です。

まずは返品受付を行い、返品商品の状態確認後に返金処理を進めます。特に、配送中の破損や商品の不具合、異なる商品の発送など、ストア側に原因があるケースでは、商品代金だけではなく配送料も含めて返金対応を行うケースが一般的です。

また、トラブル防止のため、返品前に商品の写真提出を依頼したり、誤配送商品の返送有無や再配送対応について事前に顧客と認識を合わせたりしておくことも重要です。

設定手順は次のとおりです。

①「注文管理」から対象注文を開く
②「返品する」をクリック
③返品理由で「破損・不良品」など該当理由を選択する
④返品処理を作成する
⑤商品の状態確認後、「返金する」をクリックして完了

Shopifyで返金する際の注意点

ここでは、Shopifyで返金対応を行う際に確認しておきたい注意点について解説します。

返金後はキャンセルできない

Shopifyでは、一度実行した返金処理を取り消すことはできません。そのため、返金額や対象商品を誤ったまま処理してしまうと、管理画面上で元に戻すことは不可能です。

特に、一部返金や配送料返金では、返金対象や金額を間違えやすいため、処理前に必ず確認しましょう。

なお、誤って返金した場合は、下書き注文を作成して再度決済を依頼するなど、別の方法で対応する必要があります。

在庫補充の有無を確認する

返品・返金対応では、在庫補充設定も重要です。

返品された商品を再販売できる状態であれば、在庫を補充する必要があります。一方で、破損品や不良品など再販できない商品では、在庫補充を行わないケースもあります。

また、返品処理を行わず返金だけを実施すると、在庫数が正しく戻らない場合があります。そのため、返品を伴う返金では、返品処理と在庫補充をセットで確認することが重要です。

返金通知メールの送信設定を確認する

Shopifyでは、返金時に購入者へ通知メールを送信できます。

返金通知を送っておくことで、「返金が完了しているか分からない」といった問い合わせ防止につながります。特に、クレジットカード返金では、実際に購入者側へ反映されるまで数日かかるケースもあるため、事前に案内しておくことで安心感につながります。

一方で、返金理由によっては、定型メールだけではなく個別連絡を行った方が良いケースもあります。例えば、配送トラブルや不良品対応では、おわび内容や今後の対応について別途説明が必要になることも少なくありません。

そのため、返金時には通知メールを送信するかどうかだけではなく、追加説明が必要かどうかも含めて確認しておきましょう。

元の決済方法に返金できないケースがある

返金は、原則として元の決済方法へ行われます。ただし、クレジットカードの有効期限切れやカード再発行などが発生している場合は、正常に返金できないケースがあります。

その場合でも、多くはカード会社側で新カードや銀行口座へ振り替え処理されますが、返金反映まで時間がかかる場合もあります。

また、利用している決済サービスによって返金仕様が異なるため、PayPalや後払い決済などを導入している場合は、各決済サービスの返金ルールも確認しておきましょう。

一部返金後のチャージバックに注意する

一部返金を行った後でも、購入者側からチャージバック(支払い異議申し立て)が発生するケースがあります。

例えば、返金内容について認識違いがあった場合や、購入者側が返金額に納得していない場合などに、カード会社経由で異議申し立てが行われることがあります。

チャージバックが発生すると、売り上げ取り消しだけではなく追加手数料が発生するケースもあるため注意が必要です。

そのため、一部返金を行う際は、どの商品・どの金額を返金したのか、返金理由や返金完了日時も含めて、購入者へ分かりやすく共有しておくことが重要です。認識ズレを防ぐことで、不要なチャージバックリスクを抑えられます。

Shopifyの返金にかかる手数料

ここでは、Shopifyで返金処理を行う際に発生する手数料や、返金反映までの期間について解説します。

Shopifyペイメントの返金手数料

Shopifyペイメントでは、返金処理時に追加の取引手数料は発生しません。ただし、返金を行った場合でも、元の取引で発生したクレジットカードの取引手数料は返金されません。

これは、Shopifyペイメント側で「元の決済処理」と「返金処理」の両方にコストが発生するためです。そのため、顧客へ全額返金した場合でも、ストア側にはクレジットカードの取引手数料分のコストが残ります。

また、この仕様は商品発送前のキャンセルでも同様です。注文の支払い処理完了後に返金やキャンセルを行った場合は、発送有無に関わらず、クレジットカードの取引手数料は返金されません。

Shopify ペイメント以外の決済方法の手数料

PayPalやAmazon Pay、後払い決済など、Shopifyペイメント以外の決済方法を利用している場合は、各決済サービスごとに返金ルールが異なります。

例えば、返金時でも決済手数料が返還されないサービスもあれば、売上金額ベースで最終調整されるサービスもあります。

また、返金可能期間や返金方法も決済サービスによって異なるため、複数決済を導入しているストアでは、それぞれの仕様を事前に確認しておくことが重要です。

顧客に手数料を負担してもらう場合

返品理由によっては、返金時の手数料や返送料を顧客負担にするケースもあります。

例えば、イメージ違いやサイズ違いなど購入者都合による返品では、返送料や決済関連コストを差し引いた金額を返金する運用も少なくありません。

Shopifyでは、返金画面で返金額を手動調整できるため、手数料分を差し引いて返金することも可能です。

ただし、後からトラブルにならないよう、「返品時の送料はお客様負担」「決済手数料は返金対象外」などのルールを、返金・返品ポリシーへ事前に明記しておくことが重要です。

Shopifyで返品・返金ポリシーを作成する方法

返品・返金ポリシーは、返品条件や返金ルールを購入者へ事前に伝えるための重要なページです。

条件を明確に記載しておくことで、返品可否や送料負担に関する認識違いを防ぎやすくなり、購入者の安心感向上にもつながります。

ここでは、Shopifyで返金・返品ポリシーを作成・表示する方法について詳しく解説します。

返品・返金ポリシーとは

Shopifyの返品・返金ポリシー作成画面

返品・返金ポリシーとは、返品・返金時の条件や対応方法をまとめたルールのことです。

例えば、返品できる条件や返品期限、返送料負担、返金方法、交換対応の有無などを明記します。

特にECサイトでは、実店舗のように商品を直接確認できないため、返品ルールを事前に明示しておくことが重要です。

また、購入者都合による返品を受け付けるかどうかによって、運用負担や利益率も変わるため、自社方針に合わせて整理しておきましょう。

ポリシーに記載すべき項目

返品・返金ポリシーでは、購入者が迷わないよう、条件をできるだけ具体的に記載することが重要です。

例えば、未使用品のみ返品可能、商品到着後7日以内など、返品条件を明確にしておくことで、後からトラブルになりにくくなります。

また、返送料負担についても、初期不良時はストア負担、購入者都合は顧客負担といった形で分かりやすく記載しておきましょう。

その他、返金方法や返金までの日数、交換対応の有無、問い合わせ先なども記載しておくと、購入者が安心して利用しやすくなります。

返品対象となる商品の条件

返品条件は、ストア運営方針に応じて設定します。一般的には、不良品や破損品、誤配送など、ストア側に原因があるケースでは返品・返金対応を行うケースが多いです。

一方で、イメージ違いやサイズ違いなど購入者都合による返品は、受け付けるかどうかストアによって異なります。

また、返品可能にする場合でも、未使用・未開封のみ、タグ付きのみなど条件を設けるケースも少なくありません。

返品条件を曖昧にすると、返品トラブルや利益悪化につながる可能性があるため、事前に明確化しておきましょう。

返品期限・返送料の決め方

返品期限は、商品到着後何日以内まで受け付けるかを設定します。

国内向けECでは7日以内または14日以内などが比較的多く、海外配送を行う場合は、配送日数を考慮して長めに設定するケースもあります。

また、返送料負担についても事前に決めておくことが重要です。例えば、初期不良や配送ミスではストア側負担、購入者都合返品では顧客負担とするケースが一般的です。

さらに、「返品後の注文金額が送料無料条件を下回った場合は往路送料を請求する」といったルールを設けるケースもあります。こうした条件は、購入前に確認できる場所へ分かりやすく記載しておきましょう。

Shopifyで返品・返金ポリシーを作成・表示する方法

Shopifyでは、管理画面から返金・返品ポリシーを作成できます。

作成したポリシーは、チェックアウト画面やフッターリンクなどへ自動表示されるため、購入者も確認しやすくなります。

設定手順は次のとおりです。

①「設定」→「ポリシー」を開く
②「返品・返金ポリシー」へ内容を入力する
③必要に応じてテンプレートを編集する
④「保存」をクリックして完了

また、テーマによっては、フッターへのポリシーリンクの追加や、FAQページからの案内も可能です。購入前に返品条件を確認できるようにしておくことで、問い合わせ削減やトラブル防止につながります。

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