「Shopifyでページを作りたいけれど、どこから始めれば良いの分からない…」そんなお悩みはありませんか?
多くの事業者が、会社概要やお問い合わせページなどを整備したいものの、作成手順や設定に不安を抱えています。
本記事では、Shopifyでページを作成・編集・公開するまでの流れを分かりやすく解説し、役立つ機能や注意点も紹介します。
ストアの信頼性を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
Shopifyのページについて
Shopifyにページを追加する方法
Shopifyのページにコンテンツを追加する方法
Shopifyのページを表示する方法
Shopifyのページを変更・削除する方法
Shopifyのページ作成に関するQ&A
Shopifyのページについて
Shopifyでは、オンラインストアに必要な情報を「ページ」としてまとめられます。ここでは、ページの役割や具体例、作成前に行う準備について解説します。
「ページ」とは
Shopifyにおける「ページ」とは、オンラインストアに固定的な情報を掲載するための機能です。
例えば、会社概要やお問い合わせのように、頻繁に更新されることは少ないものの、利用者がよく参照する重要な情報をまとめる場所として活用されます。
ストアの信頼性を高めたり、顧客に必要な情報を届けたりするための基本的な要素です。Shopifyのページは管理画面から簡単に作成・編集できます。
Shopifyページの例
Shopifyで作成できる代表的なページは次のとおりです。
- 会社概要ページ:企業の理念や沿革、運営者情報を紹介するページ
- お問い合わせページ:顧客からの問い合わせフォームや連絡先を掲載するページ
- FAQページ:よくある質問と回答をまとめ、顧客の不明点を解消するページ
- アクセスページ:Googleマップなどを埋め込み、実店舗の所在地や交通手段を案内するページ
- サービス紹介ページ:提供しているサービスやサポート内容を整理して伝えるページ
これらのページを整備しておくことで、顧客が必要とする情報にすぐアクセスでき、ストア全体の信頼性や利便性が向上します。
Shopifyでページを作成する前の準備
Shopifyで新しいページを追加する際には、あらかじめ準備を整えておくことが重要です。計画的に進めることで効率的にページを公開でき、ストア全体の品質や利便性も高まります。
準備すべきポイントは次のとおりです。
- コンテンツの計画:ページの目的、掲載内容(製品説明・会社情報・FAQなど)
- デザインの検討:レイアウト、画像、フォント、ブランドイメージに合わせた統一感
- SEO対策:タイトルやメタディスクリプションに適切なキーワード
Shopifyにページを追加する方法

Shopifyで新しいページを作成する方法はとても簡単で、管理画面のサイドバーから[オンラインストア]→[ページ]を選び、[ページを追加]をクリックするだけです。
その後、入力画面でページタイトルや本文を設定し、ページの基本的な構成を整えます。編集方法は後述します。
必要な項目を入力し「保存」をクリックすると、ページが新規作成されストアに反映されます。
Shopifyのページにコンテンツを追加する方法
Shopifyのページは、テキストや画像、動画などさまざまな要素を組み合わせて編集できます。ここでは、リッチテキストエディタを中心にコンテンツを追加する方法を紹介します。
- 文字の装飾
- リンク
- 画像
- 動画
- Googleマップ
- ページの内容を自動的に生成する(Shopify Magic)
文字の装飾

リッチテキストエディタでは、文字を見やすく強調したり、ページ全体のデザインに合わせて装飾を追加できます。
代表的な装飾機能には次のようなものがあります。
- 太字
- 斜体
- 下線
- 色(テキスト・背景)
- 配置(左・中央・右)
- 箇条書きリスト
- 番号付きリスト
これらを組み合わせることで、情報を分かりやすく整理し、読みやすいページを作成できます。
リンク

ページ内にリンクを追加すれば、顧客をストア内の別ページや外部サイトへスムーズに誘導できます。
編集画面でリンクにしたいテキストを選択し、リンク先のURLを入力するだけで設定可能です。
リンクには説明的なタイトルを付けておくと、検索エンジン最適化やアクセシビリティーの面でも効果的です。
画像

ページ内に画像を挿入することで、テキストだけでは伝わりにくい情報を視覚的に補足できます。商品写真やバナー画像を活用すれば、ストアの魅力をより効果的に伝えられます。
画像を追加する際は、編集画面で [画像を挿入] をクリックし、アップロードしたいファイルを選びます。追加した画像にチェックマークを入れ、[完了] をクリックすればページに反映されます。
また、必要に応じて生成AIを活用し、その場で新しい画像を作成することも可能です。オリジナルの素材を用意できない場合やデザインに統一感を持たせたい場合に便利です。
動画

リッチテキストエディタでは、画像と同様に動画も挿入できます。商品紹介やチュートリアル動画を活用することで、文章だけでは伝わりにくい魅力をより直感的に伝えられます。
動画はYouTubeをはじめ、WordPressやTumblr、gifアニメーションなど外部メディアの埋め込みにも対応しています。埋め込み用コードは<iframe ...>から始まる形式で提供され、これを利用してページに表示します。
操作はシンプルで、リッチテキストエディタで [動画を挿入] をクリックし、獲得した埋め込みHTMLコードを貼り付け、再度 [動画を挿入] をクリックするだけです。
Googleマップ

実店舗を持つ場合などは、ページにGoogleマップを埋め込むと便利です。会社概要やアクセス案内ページに設置することで、顧客が店舗を探しやすいです。
設定手順は次のとおりです。
1. Google マップで住所を入力し、対象の地図を表示する
2. 共有アイコンをクリックして共有オプションを開く
3. [地図を埋め込む] を選択し、希望のサイズを指定して埋め込みコードをコピーする(<iframe src= で始まるHTMLタグ)
4. Shopify管理画面で [オンラインストア] → [ページ] に移動する
5. マップを表示させたいページのタイトルをクリックする
6. コンテンツツールバーから [</>(HTMLを表示)] をクリックし、コピーしたHTMLコードを貼り付ける
7. 保存して、ページにマップが正しく表示されているかプレビューで確認する
ページの内容を自動的に生成する(Shopify Magic)

Shopifyには「Shopify Magic」というAIによる文章生成機能があり、ページタイトルや本文の候補を自動で作成できます。2025年9月時点で公式サイトでは「英語のみ対応」とされていますが、実際には日本語でも利用できるケースがあります。短時間でページの下書きを整えたいときに便利な機能です。
使い方はシンプルで、リッチテキストエディタ内の [テキストを生成] をクリックし、作成したい内容を入力した上で [生成] をクリックするだけです。文章のトーンも選択でき、必要に応じてカスタム指示の追加も可能です。
生成された文章は編集してブランドに合わせることが推奨されますが、そのまま使いたい場合は [保持する] をクリックすると、テキスト内に直接貼り付けられます。AIを活用すれば、ページ作成の効率を大幅に高めながら、一定のクオリティを保てます。
Shopifyのページを表示する方法

ページを作成しただけでは、訪問者がそのページにアクセスできません。サイトの訪問者にページを見てもらうためには、ページを「公開」ステータスに設定した上で、ストアのナビゲーションメニューにリンクを追加する必要があります。
ページを表示させるには、次の手順を実行します。
1. 管理画面[コンテンツ] > [メニュー]をクリックする
2. ページを表示させたい場所を選択する
3. [メニュー項目を追加]をクリックし、メニュー名(表示名)を入力する
4. リンク先として追加したいページを指定し、[保存]をクリックする
これでメニューにページが組み込まれ、訪問者が簡単にアクセスできます。
Shopifyのページを変更・削除する方法
公開後のページも、必要に応じて編集や削除を行えます。ここでは、ページ内容の更新や検索結果の調整、削除や一括設定変更の手順を解説します。
ページを編集する
一度作成したページは、後から自由に編集できます。
誤字脱字の修正や新しい情報の追加、コンテンツの更新が必要になった場合は、管理画面の [オンラインストア] → [ページ] に移動し、編集したいページのタイトルをクリックします。
内容を修正した後、[保存] をクリックすれば変更が反映されます。プレビューを利用すれば、公開前に実際の表示内容の確認が可能です。
検索エンジンによるページ検索結果を編集する

Shopifyでは、検索エンジンの検索結果に表示されるタイトルや説明文(メタディスクリプション)、URLハンドルを編集できます。
管理画面で対象のページを開き、「検索エンジンリスティングのプレビュー」から鉛筆アイコンをクリックすると編集画面が表示されます。
- ページタイトル:検索結果にリンクとして表示される部分
- メタディスクリプション:検索結果に表示される説明文。関連キーワードやストア名を含めると効果的
- URLハンドル:任意で変更可能。スペースは使えず、単語の区切りにはハイフンを使用
URLを変更すると、旧URLから新URLへ自動でリダイレクトが作成されるため、アクセスが途切れる心配もありません。編集後はプレビューで検索結果にどのように表示されるかを確認できます。
ページを削除する

不要になったページは削除できます。
管理画面の [オンラインストア] → [ページ] に移動し、削除したいページのタイトルをクリックします。画面下部にある [ページを削除する] をクリックし、確認画面で [削除する] を選択すれば完了です。
なお、ページを削除すると、それに関連付けられていたメニュー項目も同時に削除されるため注意が必要です。一括操作で複数ページの削除も可能です。
ページの表示設定を一括変更する

複数のページをまとめて公開・非公開に切り替えたい場合は、一括変更が便利です。
管理画面の [オンラインストア] → [ページ] から対象のページを検索・選択し、表示設定オプションで公開または非表示を指定します。
これにより、複数ページの公開状態を一度に更新できるため、大量のページを管理する際に効率的です。
Shopifyのページ作成に関するQ&A
最後にShopifyのページ作成に関するよくある質問とその回答を紹介します。
ページの作成数に上限はあるか
Shopifyでは作成できるページ数に明確な上限は設けられていません。
ただし大量にページを増やすと管理が複雑になるため、定期的な整理が推奨されます。
ページの下書き状態を保存できるか
ページを「非表示」に設定すれば、公開せずに内容を保存しておけます。
完成後に公開に切り替えることで、下書きとして活用できます。
スマートフォンで見たときにデザインが崩れないようにするにはどうすべきか
Shopifyのテーマは基本的にレスポンシブデザインに対応していますが、画像サイズや表の幅を調整することで、より快適なモバイル表示が可能です。