Shopifyの入金サイクル|締め日や変更方法、注意点を徹底解説

Shopifyガイド

2025-08-23 09:05:10

Shopifyストアの健全な運営には、売上金が「いつ」「どのように」入金されるのかを正しく理解することが欠かせません。

入金サイクルは決済方法ごとに異なりますが、多くの事業者が利用するShopifyペイメントでは、毎週または毎月のいずれかの入金サイクルが選択できます。

本記事では、Shopifyの入金サイクルの種類や仕組み、週次・月次それぞれのメリットとデメリット、さらに入金遅延や初回入金時の注意点まで、資金繰りに直結するポイントを網羅的に解説します。

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目次

Shopifyの入金サイクルとは

Shopifyの入金サイクルの確認・変更方法

Shopifyペイメントの入金サイクルと支払いスケジュール

Shopifyの入金サイクルに関する注意点

外部決済サービスの入金サイクル

入金システムを選ぶときのポイント

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Shopifyの入金サイクルとは

Shopifyにおける「入金サイクル」とは、購入者がストアで商品を購入し、決済が完了してから、その売上金がストアオーナーの銀行口座に振り込まれるまでの期間を指します。

このサイクルを正確に理解することは、キャッシュフローの管理、仕入れ資金の計画、そして事業運営全般において非常に重要です。入金サイクルが短いほど、資金繰りが安定しやすいです。

Shopifyの入金サイクルの確認・変更方法

Shopifyストアの入金サイクルは、管理画面から簡単に確認できます。過去の入金履歴や次回の入金予定額も同画面で確認でき、必要に応じて入金サイクルの変更も可能です。支払いスケジュールを切り替えても、追加料金は発生しません。

入金サイクルの確認・変更方法は次のとおりです。

  1. 1. Shopify管理画面にログインします。

  2. 2. 左側のメニューから「設定」→「決済」を選択します。

  3. 3. 「Shopifyペイメント」セクションの「管理」ボタンをクリックします。

  4. 4. 支払いセクション内の「支払いスケジュール」で希望の支払いスケジュールを選択します。

  5. 5. 「保存」をクリックします。

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  7. この画面で、現在の支払いスケジュール(毎週または毎月)、次回支払い予定日と金額、過去の支払い履歴などを確認できます。

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  9. なお、日々の売り上げ詳細や、各取引のステータスについては、「財務」→「支払い」セクションで確認できます。

Shopifyペイメントの入金サイクルと支払いスケジュール

Shopifyペイメントは、Shopifyに標準搭載されている決済ゲートウェイであり、多くのストアで主要な決済手段として利用されています。振込手数料が無料である点も大きなメリットです。

日本拠点のShopifyストアでは、Shopifyペイメントの入金サイクルを「毎週」または「毎月」から選択できます。

入金サイクルごとの支払いスケジュールについて解説します。

毎週の場合

入金サイクルで「毎週」を選択する場合、売り上げが計上されてから最短で5日後、最長で11日後に銀行口座へ振り込まれます。

支払いまでの日数は「5営業日」と「支払日までの残り日数」を合算して計算されます。ここでの営業日は月曜日から金曜日を指し、土曜日と日曜日は営業日としてカウントされません。また、金曜・土曜・日曜に確定した決済はまとめて1回の支払いとして処理されます。

例えば、支払いを毎週金曜日に設定している場合の支払いスケジュールは次のとおりです。

  • 金〜日曜日に注文が入った場合:その週の金曜日(5営業日後、5日後)
  • 月曜日に注文分が入った場合:翌週金曜日(9営業日後、11日後)
  • 水曜日に注文が入った場合:翌週金曜日(7営業日後、9日後)
    入金サイクル毎週の場合

このように、注文の曜日によって入金までの所要日数は変動するため、キャッシュフローを安定させるには支払いサイクルを正しく理解しておくことが重要です。

毎月の場合

入金サイクルを「毎月」に設定すると、指定した入金日に、注文日から5営業日を経過している売り上げがまとめて支払われます。管理画面では、1日から31日までの中から入金日を自由に設定できます。

ただし、指定した日が休日の場合は、翌営業日に振り込みが行われます。また、指定した日が存在しない月(例:30日や31日がない月)の場合は、その月の最終営業日が入金日です。

入金サイクル毎月の場合

Shopifyの入金サイクルに関する注意点

Shopifyの入金サイクルにおける主な注意点は次のとおりです。

  • 支払期間はUTC(協定世界時)が基準
  • 入金が遅れる場合がある
  • 入金には最低支払額のルールがある
  • 手数料が差し引かれてから入金される

それぞれを詳しく解説します。

支払期間はUTC(協定世界時)が基準

Shopifyの入金処理はグローバル基準であるUTC(協定世界時)に基づいて行われます。日本とは9時間の時差があるため、入金対象となる注文の範囲は国内時間と若干ずれる点に注意が必要です。

毎週払い・毎月払いのいずれでも、対象は入金日の午前9時1分から翌日午前9時までに確定した注文分です。

その結果、売り上げの反映タイミングが想定より前後する場合がありますが、これは処理基準がUTCに準拠しているためです。

UTC時間

入金が遅れる場合がある

Shopifyからの送金は通常速やかに行われますが、実際の入金までには次の要因により遅延が生じることがあります。

  • 初回入金:新規ストアでは不正利用防止の確認が行われるため、通常より遅れ(7〜14営業日)が発生する
  • 銀行処理の遅れ:口座への反映に24〜72時間かかる場合がある
  • 休日・銀行休業日の影響:週末や祝日を挟むと1〜3営業日遅れる
  • 高リスク注文の審査:確認が完了するまで支払いが保留される
  • 銀行口座情報の不備:登録内容に誤りがあると入金失敗の原因になる
  • 本人確認の追加要求:Shopifyから追加書類を求められると一時停止される
  • チャージバックや返金:残高がマイナスの場合は相殺後まで入金が保留される

入金の遅延が発生した際は、上記の要因に該当していないかを確認することで、早期解決につながります。

入金には最低支払額のルールがある

Shopifyペイメントでは、入金が行われるための最低金額が設定されています。

日本のアカウントではこの金額は5円で、これを下回る場合は入金が保留され、金額が基準に達した時点で振り込まれます。

手数料が差し引かれてから入金される

Shopifyペイメントでは振込手数料はかかりませんが、決済方法ごとに設定された決済手数料(クレジットカード手数料など)が売り上げから差し引かれた上で入金されます。手数料率は利用しているShopifyの料金プランによって異なるため、あらかじめ自身のプランで適用される料率を確認しておくことが大切です。

さらに、Shopifyペイメント以外の外部決済サービスを利用する場合は、決済サービス自体の手数料に加えて、Shopifyの料金プランによって「外部サービス取引手数料」が発生する場合があります(Shopify Plusを除く)。この手数料は売り上げの数パーセントが別途Shopifyに支払われる仕組みであるため、導入前に必ず確認しておきましょう。

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外部決済サービスの入金サイクル

ShopifyはShopifyペイメント以外にも、多種多様な外部決済サービスとの連携が可能です。

これらのサービスを利用した場合の入金サイクルは、Shopifyペイメントのサイクルとは異なり、各決済サービスプロバイダーの独自の規定や契約内容によって大きく異なります

PayPal

PayPal

PayPalは世界で4億以上のユーザーが利用し、3,000万以上のビジネスに導入される国際的な決済サービスです。200カ国以上、100通貨以上に対応し、購入者は事前登録した金融情報で安全に支払いが可能です。

代金は決済後数分以内に事業者のアカウントへ反映されます。手数料は国内取引で3.6%+40円、海外取引では追加0.5%と通貨ごとの固定手数料がかかります。さらに出金時や通貨換算にも手数料が発生します。PayPalから日本の銀行口座に出金する際は、5万円未満で250円の手数料がかかり、5万円以上なら無料です。なお、引き出しの最低金額は251円に設定されています。

KOMOJU

KOMOJU

KOMOJUはコンビニ決済やスマホ決済、クレジットカード決済など国内外65種類以上の決済方法に対応できる決済代行サービスです。

入金サイクルは月1回(前月分を翌月末入金)または週1回(前週分を翌週金曜日に入金)から選択でき、週次入金を選べば最短5営業日で売り上げを受け取れます。

月次から週次への変更に追加手数料は発生せず、スピーディーに資金を回収できる点が大きなメリットです。

SBペイメント

SBペイメント

SBペイメントサービス(SBPS)は、ソフトバンクグループの決済代行会社で、オンライン・対面・国際決済など幅広い決済手段を一括提供し、不正検知や継続課金にも対応しています。

入金スケジュールは月2回で、15日締め→月末払いと月末締め→翌月15日払いを基本に、金融機関休業日の場合は支払日を前後に調整されます。

入金システムを選ぶときのポイント

入金システムを導入するにあたり、入金サイクル以外にも手数料、セキュリティ、運用管理など、多岐にわたる要素を総合的に考慮し、自社のビジネスモデルに最適なシステムを選ぶことが重要です。

コスト(手数料体系)

決済手数料や振込手数料に加え、チャージバック手数料や外部サービス取引手数料なども含めた総コストを把握する必要があります。

Shopifyペイメントは初期費用や振込手数料が無料ですが、外部サービスでは追加費用がかかる場合があります。こうした費用差が利益に直結するため、導入前に全体像を試算することが大切です。

対応決済手段と顧客層

主要クレジットカードに加え、国内向けにはQRコード決済やコンビニ決済、海外向けにはPayPalやAlipayなど地域特化型決済も検討が必要です。

多すぎると迷いを生み、少なすぎると離脱につながるため、顧客がスムーズに支払える設計が大切です。さらに、ターゲット顧客の購買行動を分析し、利用頻度の高い手段を優先的に整備することが効果的です。

導入・運用のしやすさ

Shopifyとの連携が容易で、設定や日常管理がシンプルであることが望まれます。管理画面の見やすさや売り上げレポート確認のしやすさに加え、トラブル時の原因特定や対応のしやすさも重要です。

導入後の担当者の負担を軽減できるかどうかも、長期的な運用コストを左右します。

セキュリティと不正対策

オンライン決済におけるセキュリティ対策は、顧客との信頼構築のためにも不可欠です。セキュリティ面を軽視すると、顧客離れやブランド毀損(きそん)といったリスクに直結します。

PCI DSS準拠は必須であり、3Dセキュアなど本人認証や不正注文検知機能の有無も確認しましょう。

チャージバック発生時の対応体制や異議申し立て手続きが整っているかも大切なポイントです。

顧客サポート

決済システム利用中にトラブルが発生した際に、どれだけ迅速かつ丁寧なサポートが受けられるかは、安心して運用する上で極めて重要です。サポート品質の高さは、サービス継続率や日常業務の安心感にもつながります。

サポートの言語や対応時間、連絡手段を確認し、緊急時に迅速な対応が得られるかを見極めましょう。

ヘルプドキュメントやFAQが充実していると、自己解決もしやすく業務効率化に役立ちます。

事業の成長と拡張性

売り上げ増加に対応できる安定性や多通貨・国際的な決済手段への拡張性も考慮が必要です。

新しい決済技術への柔軟な対応力や継続的なアップデート体制があるかを確認することで、長期的な成長と安定経営につながります。

さらに、将来の海外展開や新規サービス追加を見据え、余裕のあるシステム選定を行うことが重要です。

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