Shopifyで送料無料にするには?商品ごとや地域別の設定も解説

物流・配送

2025-07-30 10:34:23

Shopifyで送料無料を実現する方法は主に3つあります。基本の配送設定で特定条件に応じた送料ルールを作成する方法、ディスカウント機能を使ってキャンペーン的に送料無料を適用する方法、そして外部アプリを活用して柔軟な送料設定を行う方法です。

さらに、実店舗がある場合は「店舗受取(ローカルピックアップ)」を導入することで、配送不要の実質送料無料も可能です。それぞれの方法を使い分けることで、顧客満足度を高めながら利益を確保できます。

本記事では、Shopifyで送料無料を設定するための具体的な方法と、それぞれの活用シーンについて詳しく解説します。目的やビジネス形態に応じて最適な方法を選び、売り上げアップや顧客満足度の向上に役立てましょう。

目次

Shopifyで送料無料にする方法①配送設定

Shopifyで送料無料にする方法②ディスカウント機能

Shopifyで送料無料にする方法③アプリの利用

Shopifyで送料無料にする方法④店舗受け取り

Shopifyの送料無料に関するQ&A

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Shopifyで送料無料にする方法①配送設定

Shopifyの基本機能である配送設定を使えば、柔軟に送料無料のルールを作成できます。
対象となる地域や商品・注文条件に応じて設定を分けられるため、自社の販売戦略に合わせた送料ポリシーが実現できます。

ここでは、次の主な三つの配送設定方法の手順を紹介します。

  • 全ストア一律の場合(無条件で送料無料)
  • 条件付きの場合(例:金額、重量など)
  • 特定の商品のみ送料無料にする場合

全ストア一律の場合(無条件で送料無料)

全ての注文に対して常に送料無料を適用する場合は、次の手順で設定できます。

1. Shopify管理画面で「設定」→「配送と配達」の順にクリックします。

Shopifyの配送と配達設定画面

2. 「一般配送料」をクリックし、対象地域の「配送料金を編集」をクリックします。

Shopifyの配送料金編集画面

3. カスタム料金名に「通常配送」などの名称を入力し、価格を「¥0」に設定します。

Shopifyのカスタム料金設置画面

4. 「保存」をクリックすると、全ストア一律で送料無料の設定が完了します。

条件付きの場合(例:金額、重量など)

注文金額やアイテムの重量など、特定の条件を満たした場合のみ送料無料にしたい場合は、次のように設定します。

1. 上記と同様に「配送料金を編集」まで進みます。

Shopifyの配送料金編集画面

2. カスタム料金名に「5,000円以上で送料無料」などの名称を入力し、価格を「¥0」に設定します。

Shopifyのカスタム料金設定画面

3. 「条件付き価格設定を追加」をクリックし、該当条件を選択後、「注文金額が ¥5,000以上」のように条件を設定します。

Shopifyの条件付き価格設定画面

4. 「完了」→「保存」をクリックすると条件付きの送料設定が完了です。

このように条件付きの設定を使えば、売上単価の引き上げや特定エリアでの販促にも活用できます。地域や、重量、商品サイズなどの条件も組み合わせて、より柔軟な送料無料戦略が可能です。

特定の商品のみ送料無料にする場合

Shopifyでは「カスタム配送プロファイル」を活用することで、一部の商品だけを対象に送料無料を設定できます。

1. Shopify管理画面で「設定」→「配送と配達」の順にクリックし、「カスタムプロファイルを作成する」をクリックします。

Shopifyの配送と配達設定画面

2. プロファイル名を入力し、送料無料の対象にしたい商品を追加します。

Shopifyのプロファイル名入力画面

3. 配送エリアを設定し「配送料金を追加」をクリックします。

Shopifyの配送エリアの配送料金設定画面

4. カスタム料金名を「通常配送」などと入力し、価格を「¥0」に設定します。

Shopifyのカスタム料金設定画面

5. 「完了」→「保存」をクリックすると、特定商品のみの送料無料設定が完了します。

Shopifyで送料無料にする方法②ディスカウント機能

Shopifyの「ディスカウント」機能を活用すれば、送料無料キャンペーンや特定条件に応じた送料無料を柔軟に設定できます。期間限定のプロモーションや購入条件に応じた施策を行いたい場合に最適です。

ディスカウント機能による送料無料には、次の二つの方法があります。

  • 購入者が入力する送料無料のディスカウントコードを発行する場合
  • 条件達成時に自動で送料無料を適用する場合

それぞれの手順について詳しく解説します。

ディスカウントコードを発行する場合

ディスカウントコードを作成し、購入時に購入者に入力してもらうことで送料無料にする手順は次のとおりです。

1. 管理画面左側の「ディスカウント」→「ディスカウントを作成する」の順にクリックします。

Shopifyのディスカウント作成画面

2. ディスカウントタイプで「送料無料」を選択します。

Shopifyのディスカウントタイプ選択画面

3. メソッドは「クーポンコード」を選択し、クーポンコード(例:FREESHIPPING2025)を設定します。

Shopifyのクーポンコード入力画面

4. 国や利用資格、最低購入条件などの適用条件を指定します。

Shopifyのクーポンコード設定画面

5. 有効期限(開始日・終了日)を設定する場合は入力します。

Shopifyのクーポンコードの有効期限設定画面

6. 「ディスカウントを保存」をクリックして完了です。

作成したクーポンコードを購入者がチェックアウト時に入力することで、送料無料が適用されます。

自動適用の場合

クーポンコードを使用せず、特定の条件で自動で送料無料にする場合の手順は次のとおりです。

1. 「ディスカウント」→「ディスカウントを作成する」の順にクリック後、「無料配送」を選択します。

Shopifyのディスカウントタイプ選択画面

2. メソッドで「自動ディスカウント」を選択し、タイトルを入力します。

Shopifyの自動ディスカウント選択画面

3. 国や配送料、最低購入条件などの条件を設定します。

Shopifyの自動ディスカウント詳細設定画面

4. 有効期間を設定する場合は入力し、「ディスカウントを保存」をクリックして完了です。

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Shopifyで送料無料にする方法③アプリの利用

より細かい条件や見せ方を工夫したい場合は、Shopifyアプリが便利です。

おすすめのアプリは次のとおりです。

送料無料を設定するアプリ

配送料カスタム.amp

配送料カスタム.amp

「配送料カスタム.amp」は、Shopifyストアの運営状況に応じて、配送地域や、発送方法、注文量など多岐にわたる条件に基づいて配送料金を柔軟に設定できるアプリです。

クール便や、小型郵便、代引、置き配といった日本特有の配送ニーズに対応しており、Shopifyストア運営者が直面する複雑な配送料設定の課題を解決し、適切な料金設定を支援することを目指しています。

料金は月額12ドルの「NORMAL」と月額24ドルの「ADVANCED」プランが用意されており、14日間の無料体験が利用可能です。

Advanced Shipping Rules

Advanced Shipping Rules

Advanced Shipping Rules は、郵便番号やSKU、重量、価格などに応じて送料を柔軟に制御できるアプリです。

送料の追加・割引・非表示のほか、リアルタイムレートの調整や地域制限、複数条件の組み合わせにも対応します。商品グループやサービスコードの設定も可能で、より精緻な配送戦略を構築できます。

PrintfulやPrintifyなどの外部サービスとの連携もスムーズで、実店舗やB2B向けの運営にも活用されています。

料金は月額9ドルの「Lite」から月額99ドルの「Unlimited」まで、四つの有料プランがあり、7日間の無料体験が利用可能です。

「送料無料」を表示させるおすすめアプリ

送料無料であることを購入者に伝えるおすすめのアプリを紹介します。

Free Shipping Bar by Hextom

Free Shipping Bar by Hextom

「Free Shipping Bar by Hextom」は、最も人気のある送料無料バナー表示アプリの一つです。

「あと○円で送料無料」といったメッセージを、ストア上部や下部のバナーでリアルタイムに表示できます。カートの合計金額に応じて自動で文言が切り替わるため、購入金額の引き上げを促せます。送料無料の条件金額やバナーの表示位置・デザインは自由に設定できます。

料金プランは無料プランの他、月額9.99ドル(または年額99ドル)の「プレミアム」が用意されています。有料プランでは7日間の無料体験が利用可能です。

送料無料バー

送料無料バー

送料無料バーは、カートの合計金額に応じて「あと○○円で送料無料」などのバーを、ページ上部に表示する無料アプリです。

ユーザーに明確なインセンティブを提供し、客単価の向上やカート離脱の抑制に効果があります。

このアプリは無料で利用できます。

Shopifyで送料無料にする方法④店舗受け取り

実店舗がある場合、「店舗受取(ローカルピックアップ)」を導入することで、配送コストをかけずに実質送料無料を実現できます。購入者はオンラインで注文した商品を近隣店舗で受け取れるため、配送を待つ手間も省けます。

Shopifyの管理画面からは、店舗ごとの受取可能時間や準備にかかる日数を柔軟に設定でき、店舗在庫との連携も可能です。これにより、スムーズで効率的な店舗受取オペレーションが実現します。

Shopifyの送料無料に関するQ&A

最後に、Shopifyの送料無料に関するよくある質問とその回答を紹介します。

商品ごとに送料無料を設定できるか

Shopifyの「配送プロファイル」機能を使って、特定の商品に対してのみ送料無料に設定できます。

管理画面の「設定」→「配送と配達」から、新しいカスタム配送プロファイルを作成し、送料無料対象の商品を追加します。

送料ルールとして「¥0」を設定すれば、対象商品にだけ送料無料が適用されます。

一定金額以上の注文で送料無料にする方法はあるか

「配送設定」の中で、金額に応じた条件付き送料を設定可能です。

例えば「5,000円以上で送料無料」「5,000円未満は¥500」のような2段階設定ができます。

管理画面の「配送と配達」→「送料を管理」から、金額に基づく送料条件を追加してください。

初回購入者だけ送料無料にできるか

Shopifyの「ディスカウント」機能を使えば、初回購入者限定の送料無料クーポンを発行できます。

条件として「1人1回のみ使用可能」に設定し、コードを入力した人だけ送料が¥0になるようにします。

期間限定のキャンペーンで送料無料にできるか

ディスカウント機能で有効期間を設定すれば、キャンペーンの期間中だけ送料無料を適用できます。

また、送料無料バーなどのアプリと併用することで、ユーザーに効果的に訴求できます。

クーポンコードで送料無料にする方法はあるか

ディスカウントコードで「送料無料」を選択し、クーポンコード(例:FREESHIPPING)を発行することで、該当注文の送料を無料にできます。

商品や注文金額、利用回数などの条件も細かく設定できるため、プロモーション施策にも活用しやすいです。

地域別で送料無料の条件を変えることはできるか

配送エリアごとに送料ルールを設定することで、「本州は送料無料」「北海道・沖縄は別料金」などの対応が可能です。

管理画面の「配送と配達」で、地域別に送料条件を個別に設定してください。

より複雑な条件を設定したい場合は「Advanced Shipping Rules」などのアプリを使うと便利です。

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