Shopifyマーケを最適化!Klaviyoの使い方と料金を解説

Shopifyアプリ

2025-07-20 16:10:11

ShopifyでECビジネスを展開する上で、メールやSMSを活用したマーケティングは、顧客との関係構築や売り上げアップに欠かせません。

中でも注目されているツールが、Shopifyと高い親和性を持つマーケティングオートメーションツール「Klaviyo(クラビヨ)」です。

本記事では、Klaviyoの主な機能やメリット、Shopifyとの連携方法、実際の活用手順や料金プランまでを詳しく解説します。

目次

Klaviyoとは

Klaviyoの主な機能

Klaviyoを利用するメリット

ShopifyとKlaviyoの連携方法

Klaviyoの使い方

Klaviyoの料金プランについて

ShopifyとKlaviyoに関するQ&A

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Klaviyoとは

Klaviyo(クラビヨ)は、EC事業者向けに開発されたメール・SMSマーケティングの自動化ツールです。

Shopifyとの親和性が高く、顧客の行動データ(閲覧履歴、カート追加、購入履歴など)をリアルタイムで取得し、最適なタイミングでメールを自動配信できます。

EC売り上げの最大化を狙うなら、導入すべき選択肢のひとつといえるでしょう。

Klaviyoの主な機能

Klaviyoの主な機能は次のとおりです。

  • データ連携と顧客情報管理
  • セグメント配信機能
  • 自動配信
  • メールデザインとテンプレート編集
  • 効果測定とレポート分析

それぞれについて解説します。

データ連携と顧客情報管理

KlaviyoはShopifyとリアルタイムで連携し、購入履歴や閲覧履歴、カート追加といった顧客の行動データを自動的に取得します。

取得したデータにより「誰が・いつ・何を見たか」「どの商品を購入したか」といった情報がひとつの画面で可視化され、顧客ごとの詳細なプロフィールの記録・管理が可能です。

セグメント配信機能

Klaviyoでは、顧客の行動や属性に応じて顧客を自動的にグループ化(セグメント化)できます。

例えば「過去30日以内に訪問したが購入していない人」や「累計3回以上の購入履歴があるロイヤル顧客」など、複数の条件を自由に組み合わせてセグメントの作成が可能です。

作成したセグメントごとにメールを配信できるため、関心や購買傾向に合ったメッセージを的確に届けられます。

自動配信

Klaviyoでは、顧客の行動やタイミングに応じて、あらかじめ設計したメールやSMSを自動的に配信する仕組みです。

例えば、商品をカートに入れたまま離脱した顧客への「カゴ落ちメール」や新規登録直後の「ウェルカムメール」、購入後の「リピート促進メール」など、さまざまなシナリオに対応できます。

メールデザインとテンプレート編集

Klaviyoには、HTMLの知識がなくても使えるビジュアルエディターが搭載されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でメールのレイアウトを簡単に作成できます。

さらに、用途に応じた豊富なテンプレートが用意されており、セールの案内や商品紹介、ニュースレターなど、目的に合わせたデザインを短時間で仕上げられます。

テンプレート内のテキストや画像は自由に編集でき、日本語での配信にも完全対応しています。ブランドカラーやトーンを反映したデザインカスタマイズも手軽に行えるため、視覚的に魅力のあるメールを誰でも簡単に作成できます。

効果測定とレポート分析

Klaviyoは、メールやSMSの配信結果を詳細に追跡・分析できるレポート機能を備えています。

例えば、開封率やクリック率はもちろん、配信ごとの売り上げやコンバージョン数まで数値で可視化されるため、どの施策が利益に直結しているかが一目で把握可能です。

さらに、ABテスト機能を使えば、件名や配信タイミング、本文内容の違いによる反応の差も比較でき、常に最適なパターンを選べます。

Klaviyoを利用するメリット

Klaviyoを利用するメリットは次のとおりです。

  • 戦略的マーケティングの基盤にできる
  • チーム全体で運用しやすい管理設計
  • ブランドの一貫性を保てる

それぞれについて解説します。

戦略的マーケティングの基盤にできる

Klaviyoは単なるメール配信ツールにとどまらず、EC事業全体のマーケティング戦略を支える基盤として機能する点が大きなメリットといえます。

Shopifyと連携することで得られる詳細な行動データは、メルマガ施策だけでなく広告運用や商品開発、サイト改善といった多様な領域にも活用できる重要な資源です。

また、これらのデータは顧客の行動変化に応じてリアルタイムで更新されるため、常に最適なターゲティングが可能となり、勘や経験に頼らず持続的に成果を上げる体制を整えられます。

チーム全体で運用しやすい管理設計

Klaviyoは、マーケティング担当者だけでなく、カスタマーサポートや経営層を含めた複数の関係者が関与する運用にも適した設計です。

直感的に操作できるUIに加えて、ステータスの可視化やテンプレートの共有、セグメントごとのメッセージ管理などが備わっており、進行状況をチームで把握・管理できます。

さらに、顧客ごとの権限設定や承認フローの構築も可能なため、業務の属人化を防ぎながら、組織として安全かつ効率的に運用を進められる点が大きな強みです。

ブランドの一貫性を保てる

Klaviyoは、メールやSMS、ポップアップ、登録フォームなど複数のチャネルを統合的に管理できるため、ブランド全体の表現を一貫して保てる点もメリットです。

テンプレートやコンポーネントの再利用により、色味やフォント、文体といったビジュアルや言語面の統一がしやすく、デザインのばらつきを防げます。

ShopifyとKlaviyoの連携方法

ShopifyとKlaviyoは次の手順で連携できます。

1. Shopifyストアにアプリをインストール
2. Klaviyoのアカウントを作成する
3. ShopifyとKlaviyoを同期する

それぞれを順番に解説します。

Shopifyストアにアプリをインストール

ShopifyアプリストアのKlabiyoページ

まず、Shopifyアプリストアで「Klaviyo」を検索し、インストールします。

インストール時にはShopifyの管理画面へのアクセス許可が求められますので、内容を確認の上、承認してください。

インストール後は、Klaviyoの設定画面が自動的に開くか、Shopify管理画面の「アプリ」からアクセスできます。

Klaviyoのアカウントを作成する

Klaviyoのアカウント作成ページ

次に、Klaviyoの公式サイトまたはアプリ内の案内に従ってアカウントを作成します。

氏名・メールアドレス・パスワードを入力し、プランを選択するだけで基本的な登録は完了です。

登録後は、企業名や送信元情報(From名・送信メールアドレス)などの初期プロフィールも設定しておくとスムーズです。

ShopifyとKlaviyoを同期する

Klaviyoの管理画面で「Integrations」から「Shopify」を選択し、指示に従ってストアとの連携を開始しましょう。

「Connect to Shopify」をクリックし、自分のShopifyストアURLを入力すると、認証プロセスが始まります。

接続が完了すると、Shopify上の顧客情報、注文履歴、閲覧データなどが自動的にKlaviyoへ同期されます。

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Klaviyoの使い方

Klaviyoは次のような主要機能を活用することで、効果的なマーケティング施策を展開できます。

  • 配信対象を管理する
  • フォームを作成する
  • 自動化機能を利用する
  • メルマガを配信する

それぞれについて解説します。

配信対象を管理する

Klaviyoでは、メールやSMSの配信対象を「リスト」と「セグメント」に分けて管理します。

メールアドレスの収集

まずは、メルマガ配信の対象となるメールアドレスを集める必要があります。

Klaviyoでは、サインアップフォームや登録ページを作成し、顧客のメールアドレスの収集が可能です。

フォームは「Signup Forms」メニューから作成でき、ポップアップ表示や埋め込み表示など、表示形式も自由に選べます。

また、既に取得済みのメールアドレスがある場合は、CSVファイルで一括インポートが可能です。

メールリストを作成する

収集したアドレスは、リストで保存します。

Klaviyoの管理画面で「Lists & Segments」→「Create List / Segment」をクリックし、「List」を選択しましょう。

任意のタイトルを入力して「Create List」を押せば、空のリストが作成されます。

空のリストを作成しておけば、サインアップフォームと接続したり、CSVをインポートすることで自動または手動でリストに顧客の追加が可能です。

セグメントを作成する

より柔軟な条件で配信対象を絞り込みたい場合は、セグメントを使います。

「Create List / Segment」で「Segment」を選択し、タイトルを入力後、条件設定を行って作成しましょう。

設定できる条件は「○○をした/していない(行動ベース)」「○○という属性を持っている(プロパティベース)」など、多岐にわたります。

フォームを作成する

Klaviyoの「Signup Forms」機能を使ってフォームを作成します。

管理画面の「Signup Forms」から「Create Signup Form」をクリックし、ポップアップやフライアウト、埋め込み型など表示形式を選んで編集を開始しましょう。

フォームのデザインはドラッグ&ドロップで直感的に作成でき、日本語での入力にも対応しています。

登録ボタンの文言や配信先リストの指定も可能です。

自動化機能を利用する

Klaviyoの「Flows」は、顧客の行動や条件に応じて自動でメッセージを送るシナリオ型の自動配信機能です。

代表的な活用例として、カート放棄者へのリマインドメール、新規登録者向けのウェルカムメール、リピート購入促進メールなどがあります。

視覚的なフローエディターを使って、複数のステップを自由に設計できます。設定後は完全自動で配信されるため、日々の運用負担を軽減しながら、継続的な売り上げアップを図れます。

メルマガを配信する

キャンペーンの作成をする

Klaviyoでメルマガを配信するには、まず管理画面から「Campaigns」>「Create Campaign」をクリックしましょう。

表示されるポップアップで「Email」を選択し、「Create Campaign」を押して作成を開始します。

次の画面では、キャンペーンの管理タイトルやタグを入力し、配信対象(送信する顧客・除外する顧客)を設定しましょう。

メールの基本情報とデザイン形式を設定する

次のステップでは、左側のメニューで次の情報を入力します。

  • Subject line:メールの件名
  • Preview Text:受信トレイに表示されるプレビュー用テキスト
  • Sender name:送信者名(ブランド名など)
  • Sender email address:送信元のメールアドレス

また、メールの作成方法を「テキストのみ」「ドラッグ&ドロップ」「HTML編集」から選択します。

初心者にはドラック&ドロップがおすすめです。

ドラッグ&ドロップでデザインを編集する

ドラック&ドロップを選択するとテンプレート一覧が表示されるので、好みのデザインを選んで編集画面へ進みます。左側のメニューには次の3つのタブがあります。

  • Blocks:画像、テキスト、ボタンなどの要素を追加
  • Styles:フォント、色、背景などのデザイン調整
  • Preview:メールの見え方を確認・テスト送信が可能

プレビュー画面では、モバイルとデスクトップの切り替え表示も確認可能です。

編集が完了したら「Save Content」をクリックします。

内容を確認し、配信予約または送信する

保存が完了したら「Continue to Review」をクリックして、配信内容の最終確認画面に進みますしょう。

ABテストを実施したい場合は「+Create A/B Test」から追加のバリエーションを作成できます。

全てのチェック項目に問題がなければ、「Schedule or Send」をクリックしてください。

表示されるポップアップで、今すぐ送信(Send Now)または予約送信(Schedule)を選択して配信を完了します。

Klaviyoの料金プランについて

Klaviyoには次の料金プランがあります。

  • 無料プラン
  • Emailプラン
  • Email & SMSプラン

それぞれについて解説します。

無料プラン

Klaviyoの無料プランは、最大250件のアクティブプロファイルを対象に、月間500通までのメールと150通のSMSを配信できます。

基本的な自動フローやセグメント機能、テンプレート作成などの主要機能が利用可能です。

登録から60日間はメールサポートが利用できるため、操作に不安がある顧客でも安心して試せます。

Emailプラン

KlaviyoのEmailプランは、メールマーケティングに特化した有料プランで、登録者数と送信通数に応じて月額料金が変動します。

主な機能には、顧客リスト管理、外部ツールとの連携、レポート分析、AIによるコンテンツ生成、柔軟なセグメント機能などがあり、中規模以上のEC事業者や成長中のブランドに適した実用的な構成です。

また、このプランには、150通までのSMS無料枠が含まれており、メールとSMSの組み合わせによるマーケティングも一部可能です。

Email & SMSプラン

Email & SMSプランは、メール配信に加えてSMSやMMSでのマーケティングも活用したい方向けの総合プランです。こちらも登録者数と送信通数に応じて料金が変わります。

Emailプランの全機能に加え、SMSによる即時通知や双方向のやり取りが可能になり、開封率やコンバージョン率の向上が期待できます。セールや発送など、リアルタイム性が求められる連絡にも効果的です。

ShopifyとKlaviyoに関するQ&A

最後に、ShopifyとKlaviyoに関するよくある質問とその回答を紹介します。

Klaviyoは日本語に対応しているか

Klaviyoの管理画面は現時点では英語表記のみですが、メールの件名や本文には日本語を問題なく使用できます。

テンプレートも日本語で作成・編集できるため、日本の顧客に向けた自然な内容のメール配信が可能です。

さらに、フォントやレイアウト、ボタン表示なども柔軟にカスタマイズできるため、ブランドイメージに沿った表現で違和感のないメッセージを届けられます。

無料プランでも自動配信は使えるか

Klaviyoの無料プランでも自動配信(Flows)機能は利用可能です。

カゴ落ちメールやウェルカムメールなどの基本的なフローが使え、初期段階のマーケティング運用には十分対応できます。

ただし、配信数やアクティブプロファイル数には制限があるため、配信規模に応じて有料プランへの移行を検討しましょう。

メルマガの配信予約やABテストはできるか

Klaviyoの「Campaigns」機能を使えば、日時を指定した予約配信が可能です。

また、件名や本文などを複数パターン用意し、どちらがより効果的かを比較できるABテストも簡単に設定できます。

テスト結果は開封率やクリック率としてリアルタイムで確認でき、最適な内容を見極めながら改善を重ねていける点が大きな魅力です。

Shopifyストアに複数言語を設定している場合はどうすべきか

Klaviyoには、顧客の言語に応じて自動的にテンプレートを切り替える機能は備わっていません。

ただし、セグメント機能を使えば、言語別に配信対象を分けられます。

例えば日本の顧客向けには日本語のメールテンプレート、海外の顧客向けには英語のテンプレートを用意することで、それぞれ別のキャンペーンやフローで配信できます。

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