Shopifyで領収書を発行する方法とは?おすすめアプリも大公開

Shopifyアプリ

2025-08-28 20:31:50

Shopifyでオンラインストアを運営していると、「領収書を簡単に発行する方法はないか?」と思うことはありませんか?

領収書発行アプリは、発注情報を基に領収書データを自動作成し購入者に送付することで、運営側の負担を大きく軽減させます。

本記事では、おすすめの領収書発行アプリや領収書発行アプリを導入する際のポイントなどを詳しく解説します。

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目次

領収書について

Shopifyで領収書を発行する方法

Shopifyの領収書発行アプリおすすめ4選

外部の領収書発行サービス3選

Shopifyの領収書発行に関するQ&A

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領収書について

はじめに、領収書の定義や発行義務について分かりやすく解説します。

押さえておくべきポイントは次のとおりです。

  • 領収書の定義
  • 領収書に必要な項目
  • 領収書の記載のルール
  • 類似書類との違い

それぞれを詳しく解説します。

領収書の定義

領収書とは、ある取引において商品やサービスへの支払いが完了したことを証明する書類です。

民法486条では、代金を支払った者が販売者に対して領収書発行を請求する権利と、販売者がそれに応える義務を明記しています。

Shopifyでストア運営をするにあたり、運営側は購入者から領収書を請求されることを想定し、準備しておく必要があります。

領収書に必要な項目

領収書を発行する際に、次の情報を記載しましょう。

  • 取引日付
  • 支払金額
  • 社名や住所などの販売者情報
  • 宛名(購入者名)
  • ただし書き(支払い内容

上記項目が記載されていない場合、領収書として認められないことがあるため、抜け漏れがないようにしましょう。

なお適格請求書発行事業者の登録番号は必要に応じて記載します。

領収書の記載のルール

記載項目を正しく記載するだけでなく、記載方法にも注意が必要です。

金額の改ざんを防ぐために、金額の前に「金」や「¥」、後に「也」や「―」を付けるようにしましょう。

宛名には、受領者を明確にするため、会社名や個人名など具体的な名称を記載します。また、ただし書きは必ず記入し、空欄のまま発行することは避けるべきです。

類似書類との違い

誤った使い方を避けるためにも、領収書と類似する書類の違いを正しく理解しておきましょう。

  • 納品書:商品が確かに納品されたことを証明する書類
  • 明細書:品目・数量・単価などの内訳を記載した書類
  • 見積書:取引前の費用を提示する書類
  • 請求書:代金の支払いを求める書類

これらはいずれも領収書とは役割が異なり、代用することは原則できません。用途を混同しないよう注意が必要です。

支払方法別の領収書の発行について

前述のとおり、購入者から領収書の発行を求められた場合、店舗側は基本的に対応する義務があります。

ただし、支払い方法によって領収書の発行義務の有無が異なる点に注意が必要です。

クレジットカード決済

信用取引にあたるため、法的には領収書の発行義務はありません。カード会社の利用明細が支払いの証明となりますが、購入者から要望があれば領収書を発行し、「クレジットカード決済」と明記することで二重計上を防げます。

銀行振込

実務では通帳記録や振込明細が使われることもありますが、これらでは支払内容が明確でないため、領収書の発行が求められた場合は対応する必要があります。「銀行振込」や振込日を摘要欄に記載すると安心です。

代金引換

代金は配送業者に支払われるため、業者が発行する送り状(受領書)が領収書の代わりになります。購入者が店舗名入りの領収書を希望する場合は、送り状と引き換えに再発行する形が望ましいです。

電子マネー決済

チャージ方法により扱いが異なります。プリペイド型やデビット型(前払いや即時払)は同時履行にあたるため領収書の発行義務があります。ポストペイ型(後払い)はクレジットカードと同様、発行義務はありませんが、購入者の要望があれば「電子マネー決済」と記載して対応します。

ポイント・クーポン利用

ポイントやクーポンは値引き扱いとなります。全額ポイントで支払った場合は領収書を発行できませんが、一部利用時は実際に支払われた金額に対して発行し、摘要欄にポイント利用分を明記することが適切です。

Shopifyで領収書を発行する方法

Shopifyで領収書を発行する方法は次のとおりです。

  • アプリを利用する
  • 明細書発行機能をカスタマイズする
  • 外部の領収書発行サービスを利用する

それぞれの方法を分かりやすく解説します。

アプリを利用する

Shopify公式のアプリマーケットプレイスであるShopify App Storeには、領収書発行機能を持つアプリが多く提供されています。

アプリを活用すれば、通常の領収書発行だけでなく、自動発行や、受注管理、在庫管理などの運営サポート機能を簡単に導入できます。

多くのアプリはノーコードで操作できる設計となっており、レイアウトや機能の設定に不慣れな方でもスムーズに扱える点が特徴です。

また、多言語対応や明細書自動作成に対応しており、効率的に事業を運営したいストア運営者の幅広いニーズに応えます。

明細書発行機能をカスタマイズする

Shopifyでは、コードを追加して領収書発行機能を組み込むこともできます。

Shopifyのテンプレート言語であるLiquidやJavaScriptを活用し、標準機能である明細書発行機能をカスタマイズすることで、領収書発行機能を実装できます。

また、取引情報からの領収書自動作成や、購入者への自動連絡など高度な機能も使えます。

ただし、こうした実装には一定のプログラミングスキルが求められます。コード編集に慣れていない場合は、Shopify開発者やエンジニアに依頼すると良いでしょう。

外部の領収書発行サービスを利用する

受注管理システムなど外部のサービスを活用することで、より細かな仕様の領収書テンプレートを作成できます。

外部サービスでは、Shopifyから連携された顧客データを基に領収書を発行するため、取引情報や購買情報、顧客セグメント情報などの一元管理が可能です。

導入コストはかかりますが、領収書発行だけでなく、在庫管理や顧客管理などの機能も併せて実装できる点が特徴です。

Shopifyの領収書発行アプリおすすめ4選

Shopifyで領収書を発行する際におすすめのアプリは次のとおりです。

  • Order Printer Pro
  • Mixlogue Quick Order Printer
  • Sufio: Professional Invoices
  • Shopify Order Printer

それぞれのアプリの特徴を紹介します。

Order Printer Pro

Order Printer Pro

Order Printer Proは、、注文書類の自動送付とカスタマイズに優れたShopifyアプリです。

請求書や領収書、納品書などを自動で作成・送信できるため、手作業による業務負担を大幅に軽減します。

標準テンプレートに店名やロゴを設定するだけで、簡単に領収書のフォーマットが作れるため、初期設定に時間がかからない点が特徴です。

複数言語に対応しており、円やドルなど複数通貨での決済が可能であるため、海外からの購入者への販売を行う店舗に適しています。

料金プランは無料プランに加え、月額10ドルの「STARTER」と、月額20ドルの「GROWTH」、月額40ドルの「SCALE」が用意されています。全ての有料プランで14日間の無料体験が利用可能です。

Mixlogue Quick Order Printer

Mixlogue Quick Order Printer

Mixlogue Quic Order Printerは、スムーズな領収書発行が可能なアプリです。

領収書の印刷ボタンを注文完了画面に設置できる他、注文後の通知メールにも印刷リンクを自動で埋め込めるため、購入者自身で簡単に領収書を取得できる導線を構築できます。

標準フォーマットを使えば、インストール後すぐに領収書を発行できます。日本語でのサポートも受けられるため、初心者でも安心して使用可能です。

料金プランは月額9ドルの「フルアクセス」が用意されており、7日間の無料体験が利用可能です。

Sufio: Professional Invoices

Sufio: Professional Invoices

Sufio: Professional Invoicesは、法的要件に準拠した領収書や請求書を自動で発行できる高機能アプリです。

領収書や、クレジットノート、リマインダーなどの帳票を自動で生成・送信できるため、取引完了後のフォローアップ業務をスマートに効率化できます。

主要な言語・通貨に対応し、国際的な会計基準を満たした帳票を多言語で発行可能です。Shopify管理画面とスムーズに連携し、グローバル展開するストアの運用負担を大幅に軽減します。

料金プランは月額7ドルの「STARTER」と、月額19ドルの「GROWTH」、月額49ドルの「PROFESSIONAL」、月額129ドルの「PREMIUM」が用意されています。全ての有料プランで14日間の無料体験が利用可能です。

Shopify Order Printer

Shopify Order Printer

Shopify Order Printerは、注文に関連する各種帳票を柔軟に出力できるShopify公式の無料アプリです。

発注書や領収書、納品書、明細書など、店舗運営に必要な書類を一括して作成できます。

HTML・CSS・Liquidを用いたテンプレート編集に対応しており、ロゴやレイアウト、文言などを自由にカスタマイズ可能です。

Shopify Order Printerは、全ての機能を無料で利用できます。

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外部の領収書発行サービス3選

おすすめの外部領収書発行サービスは次のとおりです。

  • ネクストエンジン
  • LOGILESS(ロジレス)
  • TEMPOSTAR(テンポスター)

それぞれのサービスの特徴や魅力を詳しく紹介します。

ネクストエンジン

ネクストエンジン

Shopifyと連携可能な一元管理システムであるネクストエンジンは、領収書発行機能だけでなく、受注管理や在庫管理などのバックエンド機能も備えています。

Shopifyの他にも、Amazonや楽天市場などのECストアと連携でき、幅広いチャネルで販売する店舗に適しています。

各チャネルから連携された取引データを活用することで、その後のプロモーション施策にも活用できます。

料金プランは、月額3,000円の基本料金に加え、実際の受注件数に応じた従量課金制が採用されています。

LOGILESS(ロジレス)

LOGILESS(ロジレス)

受注管理機能と物流管理機能を兼ね備えたLOGILESSは、受注を受けたら自動的に出荷処理を実行します。

さらに在庫状況や注文数を考慮して、必要なタイミングで自動的にプロモーションを実施するなど、運営側の負担を軽減する機能が多く搭載されています。

取引情報を元に自動で宛名や金額、ただし書きなど必要な情報をまとめ、自動的に領収書データを作成します。

Logilessの料金プランは、月額20,000円の「ライトプラン」と月額25,000円の「スタンダードプラン」の2種類です。いずれも基本料金に加えて、出荷件数に応じた従量課金制が採用されています。

TEMPOSTAR(テンポスター)

TEMPOSTAR(テンポスター)

複数のECストアと連携し顧客情報や取引情報を一元管理できるTEMPOSTAR(テンポスター)も、発注状況に応じて自動的にプロモーションを実施する機能を備えています。

利用頻度やサービスの種類により、いくつかの利用プランが用意されているため、店舗の状況に合わせて選択できます。

受注量に合わせてプランを変更できるため、急速に事業が拡大してもシステムを変更することなく、既存の運営方法のまま進められる点が特徴です。

料金プランは月額1,650円の「スタータープラン」と、月額11,000円の「スタータープラン」、要問い合わせの「カスタマイズプラン」が用意されています。これらの料金に加え、商品課金と受注課金が別途発生します。

Shopifyの領収書発行に関するQ&A

最後に、Shopifyでの領収書発行に関するよくある質問とその回答を紹介します。

Shopifyで発行した領収書を送る方法は

Shopifyでは、購入者に領収書を送付する方法として次の手段があります。

  • メールでの自動送信:注文完了時に、領収書をPDFなどの形式で自動返信する設定が可能
  • 商品への同梱(どうこん):印刷した領収書を納品書と一緒に商品に同封
  • リンクの共有:領収書のダウンロードリンクを通知メールやマイページに表示
  • リクエスト対応:購入者からの依頼に応じて、個別に発行・送付

明細書を領収書の代わりにしても良いか

商品の数量や内容の詳細情報を記載する明細書は、購入者が支払いを完了したことを証明する書類ではないため、領収書の代わりとして使えない場合があります。

購入者の経費精算においては、明細書だけでは不十分と判断される場合もあるため、領収書も併せて準備しておくことが望まれます。

似た内容の書類ですが、領収書がないことがトラブルに発展することがあるため注意しましょう。

収入印紙は必要か

原則として、5万円以上の取引には収入印紙が必要ですが、PDFなど電子発行の領収書や、クレジットカード決済による領収書は非課税のため、印紙は不要です。

ただし、電子領収書を紙で印刷して交付する場合は課税対象となるため注意が必要です。収入印紙を貼り忘れると追徴課税の恐れがあるため、取引内容に応じて印紙の要否を確認しましょう。

クレカ決済で領収書を発行すると二重発行にならないか

クレジットカードによる支払いは「信用取引」にあたるため、ECサイトが領収書を発行しても、原則として二重発行には該当しません。

ただし、正式な支払証明書類としては、カード会社が発行する「利用明細書」が正規のものとされています。ECサイト側で領収書を発行する場合は、あくまで参考資料としての扱いになります。

トラブルを避けるためにも、店舗が発行する領収書には「クレジットカード決済による支払いである旨」を明記しておくことが望ましいです。

領収書を無料で発行する方法はあるか

Shopfyに標準装備されている明細書発行機能をカスタマイズすると、無料で領収書を発行できます。

また無料プランを提供しているアプリを使う方法もあります。例えば、前述した「Shopify Order Printer」は無料で利用できます。

ただし、無料プランには受注量の上限や一部機能の制限が設けられていることが多いため、導入前に必要な機能が含まれているかを必ず確認しておきましょう。

領収書をPDFでダウンロードできるか

購入者は購入サイトから領収書をPDFでダウンロードできます。

多くのアプリや外部サービスがPDF形式の領収書に対応しており、領収書の提供方法としては、ダウンロード用リンクをメールで送付するケースや、直接ファイルを添付するケースなど、さまざまな形式があります。

Shopifyの領収書は印刷できるか

領収書は、購入者・ストアの両方で印刷が可能です。

購入者はイページから領収書データをダウンロード・印刷でき、ストア側はShopify管理画面の注文詳細から印刷できます。

なお、紙で印刷した領収書は、取引内容によって印紙税の課税対象となる場合があります。

領収書の言語は変更できるか

複数言語に対応するアプリは領収書の言語変更が可能ですが、海外製造のアプリは日本語に対応していない場合があるため注意が必要です。

コードを追加して翻訳機能を組み込むこともできますが、システムエラーのリスクがあるため、必要な言語に対応するアプリを使う方が良いでしょう。

領収書の宛名やただし書きは変更・設定できるか

領収書の宛名やただし書きは、取引内容に応じて柔軟に設定できます。

多くの領収書発行アプリでは、購入者が注文時に入力した情報を基に、自動で宛名を記載した領収書を発行します。取引先ごとに宛名を自由に指定できますが、自動発行後に修正できるかどうかは、アプリやサービスによって異なります。

また、ただし書きについても、購入内容と大きく異ならない範囲で自由に記載できます。ただし、「お代として」などの曖昧な表現では、経費精算の証明書類として認められない場合があるため、「〇〇代」など、できるだけ具体的な記載が望まれます。

領収書テンプレートはカスタマイズできるか

Shopifyでは、アプリ・テーマのいずれを用いても領収書テンプレートのカスタマイズが可能です。

アプリを利用すれば、事前に用意されたテンプレートを基に、ロゴやレイアウト、文言などを視覚的に調整できます。

一方、テーマをカスタマイズする場合は、HTMLやLiquidの知識が必要です。

領収書にインボイス登録番号の記載は必要か

2023年10月施行のインボイス制度により、領収書にはインボイス登録番号と税額を記載する必要があります。

スムーズに対応するためは、登録番号の記載欄があらかじめテンプレートに組み込まれているインボイス対応アプリの導入がおすすめです。

例えば、「Mixlogue Quick Order Printer」はインボイス制度に対応しており、設定不要で必要項目を反映した帳票を発行できます。

領収書を再発行する方法はあるか

領収書は二重発行のリスクがあるため、原則として再発行は行われず、店舗側にも再発行の義務はありません。

不要なトラブルを避けるため、領収書発行時には再発行ができない旨を記載すると良いでしょう。

ただし、アプリや外部サービスを通じて購入者自身が領収書を取得する場合、利用可能期間内であれば再ダウンロードが可能です。その際は、帳票上に「再発行」などの文言が自動で印字されます。

返品やキャンセルがあった場合、領収書はどのように扱えば良いか

商品が返品される際に、領収書を返送してもらう必要があります。領収書の返却が難しい場合は、代わりに返金受理書を送付します。

マイページに領収書データのリンクを掲載している場合は、返品が確定した時点でリンクを使用不可に設定します。

領収書に印鑑(印影)は必要か

領収書への押印は必須ではありませんが、一般的な商習慣として会社印を押印するケースが多いです。

取引先によっては印鑑のない領収書を認めていない場合もあるため、押印しておくと良いでしょう。

領収書にロゴは入れられるか

多くのアプリがロゴ挿入に対応しています。

レイアウトのカスタマイズにも対応しており、フォントやカラー、配置などを調整することで、ストアのブランドイメージに沿ったデザインの領収書を簡単に作成できます。

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