Shopifyのマイページとは?従来のお客様アカウントは廃止へ。

Shopifyガイド

2026-04-29 21:24:30

ShopifyでECサイトを運営する上で、マイページ(お客様アカウント)の設計は顧客体験やリピート率に大きく影響します。

しかし、「何ができるのか分からない」「どこまでカスタマイズできるのか知りたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Shopifyのマイページの基本機能から設定方法、新旧アカウントの違い、さらにアプリを活用した拡張方法までを分かりやすく解説します。

UX改善やCRM施策にどう生かすべきかも具体的に紹介するので、これから設計する方にも、見直しを検討している方にも役立つ内容です。 

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目次

 

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Shopifyのマイページ(お客様アカウント)とは

ここでは、Shopifyにおけるマイページの役割やできること、EC運営で活用できる施策について解説します。

マイページの役割とできること

Shopifyのマイページ注文状況画面

Shopifyのマイページとは、ストアで商品を購入したお客様が、自分の注文履歴や登録情報などを確認・管理できる専用ページのことです。Shopifyでは「お客様アカウント」と呼ばれる機能に含まれており、一般的なECサイトでいう会員ページやアカウントページにあたります。

マイページでは、過去の注文内容の確認や配送先住所の管理、再注文、返品リクエストなどを行えます。お客様が自分で情報を確認・変更できるため、購入後の利便性を高められる点が大きな特徴です。

また、ストア運営者にとっても、問い合わせ対応の削減やリピート購入の促進につながります。例えば、注文状況をお客様自身で確認できれば、配送に関する問い合わせを減らせます。購入履歴を基に再注文しやすい導線を整えれば、継続購入やリピート購入の後押しにもなります。

マイページで実現できるUX・CRM施策

Shopifyのマイページは、単なる注文確認ページではなく、顧客体験を高めるための重要な接点として活用できます。購入後のお客様が再びストアと接点を持つ場所であるため、適切に設計すればUX改善やCRM施策にもつなげられます。

例えば、注文履歴や配送状況を分かりやすく表示することで、購入後の不安を軽減できます。アプリを活用し、住所変更やプロフィール編集をお客様自身で行えるようにすれば、運営側の対応工数を抑えながら、スムーズな購買体験を提供できます。

さらに、誕生日や好みの商品カテゴリーなどの情報を取得し、メール配信やクーポン施策に活用することも可能です。ポイント残高や会員ランク、お気に入り商品、領収書発行などをマイページに表示できれば、リピート購入やLTV向上にもつながります。

「マイページ」と「お客様アカウント」の違い

「マイページ」と「お客様アカウント」は、ほぼ同じ意味で使われることが多い言葉です。

「お客様アカウント」は、Shopifyが提供している正式な機能名です。お客様がログインし、注文履歴や住所、プロフィール情報などを管理する仕組み全体を指します。

一方で「マイページ」は、ECサイト利用者や運営者が一般的に使う呼び方です。ログイン後に表示される会員専用ページや注文履歴ページ、プロフィール編集ページなどをまとめて「マイページ」と呼ぶケースが多くあります。

そのため、Shopifyでマイページを作成・編集したい場合は、管理画面上では「お客様アカウント」という機能を確認する必要があります。記事内では分かりやすさを重視し、「マイページ」と「お客様アカウント」を同じ意味合いで扱います。

Shopifyのお客様アカウントの種類と違い

ここでは、Shopifyにおける二種類のお客様アカウントの違いと、それぞれの特徴、どちらを選ぶべきかについて解説します。

比較項目 お客様アカウント 従来のお客様アカウント
ログイン方法 メールアドレス+認証コード(パスワードレス) メールアドレス+パスワード
セキュリティ なりすまし防止機能があり高い パスワード依存のため相対的に低い
機能 返品処理・再注文・メールアドレス変更などをユーザー自身で実行可能 基本的な注文履歴・住所管理が中心
カスタマイズ性 標準UIのため制限あり(アプリで拡張) Liquid編集などで自由にカスタマイズ可能
デザイン自由度 低い(レイアウト変更不可) 高い(レイアウト・要素追加が自由)
UX(ユーザー体験) ログインの手軽さ・操作性が向上 カスタマイズ次第で大きく変動
運用の前提 アプリを活用して拡張する設計 テーマ・コードで自由に構築する設計

新しいお客様アカウント

Shopifyの新しいお客様アカウントログイン画面

新しいお客様アカウントは、現在のShopifyで標準となっているアカウント方式です。最大の特徴は、パスワードを使用しない「パスワードレスログイン」に対応している点にあります。

ユーザーはメールアドレスを入力し、送信された認証コード(ワンタイムコード)を入力することでログインできます。この仕組みにより、パスワードの使い回しや漏えいリスクを回避でき、従来よりも高いセキュリティを実現しています。

また、返品申請や再注文、メールアドレス変更などをマイページ上で完結できるため、ユーザー自身で操作できる範囲が広がっている点も特徴です。さらに、GoogleやFacebookなどのソーシャルログインにも対応しており、ログインのハードルを下げることで離脱防止にもつながります。

一方で、これらの機能はShopifyが標準で提供する画面上で動作するため、デザインやレイアウトの自由なカスタマイズは制限されます。

従来のお客様アカウント

Shopifyの従来のお客様アカウントログイン画面

従来のお客様アカウントは、メールアドレスとパスワードでログインする従来型の仕組みです。テーマのカスタマイズやLiquid編集に対応しており、マイページのデザインや構成を自由に変更できる点が最大の特徴です。

例えば、会員登録時に入力項目を追加したり、マイページに独自のコンテンツを表示したりといった柔軟な設計が可能です。ECサイトごとのブランド体験や会員施策を重視する場合には、大きなメリットがありました。

しかし、セキュリティ面では新しいお客様アカウントと比較して弱く、なりすましリスクやパスワード管理の問題が課題とされてきました。また、現在ではShopifyの方針として非推奨となっており、新規ストアでは利用できないケースが増えています。

選ぶべきは「お客様アカウント」

結論として、これからShopifyでストアを構築する場合は、新しいお客様アカウントを前提に設計することが基本です。

既にShopifyは新規ストアにおいて新しいお客様アカウントを標準としており、従来のアカウントは段階的に廃止される方向にあります。そのため、長期的な運用やアップデート対応を考えると、従来のアカウントに依存した設計はリスクが高いといえます。

一方で、カスタマイズ性が制限されるという課題は残るため、必要に応じてアプリを活用しながらマイページを拡張していくことが現実的な運用方法です。

今後のShopify運用では、「新しいお客様アカウント+アプリによる拡張」を前提に、顧客体験を設計していくことが重要です。

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Shopifyマイページの基本設定方法

ここでは、Shopifyでマイページ(お客様アカウント)を利用するための基本設定や、表示・デザインの調整方法について解説します。

ログインリンクの表示設定

Shopifyのお客様アカウント設定画面

ログインリンクを表示することで、お客様がマイページへアクセスできます。設定の手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「設定」をクリックする
2. 「お客様アカウント」を選択する
3. 「ログインリンクを表示する」を有効化する

お客様アカウントの有効化・切り替え方法

Shopifyでは、お客様アカウントの種類を設定画面から切り替えられます。設定の手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「設定」をクリックする
2. 「お客様アカウント」を選択する
3. 利用するアカウントタイプを選択する

今後は新しいお客様アカウントが前提となるため、基本的には新しいアカウントを選択することが推奨されます。

ロゴ・ブランド設定の変更方法

Shopifyのお客様アカウントロゴ設定画面

マイページのロゴや基本デザインはチェックアウト設定と連動しています。

設定の手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「設定」をクリックする
2. 「チェックアウト」を選択する
3. 「カスタマイズ」をクリックする
4. ロゴ画像をアップロードする
5. 「保存」をクリックする

Shopifyマイページをカスタマイズする方法【標準機能】

ここでは、Shopifyの標準機能のみで実現できるマイページのカスタマイズ範囲と、その設定手順について解説します。

お客様アカウントの場合

Shopifyのお客様アカウントページ編集画面

新しいお客様アカウントのカスタマイズは、チェックアウトのカスタマイズ画面(チェックアウト・アカウントエディタ)から行います。

お客様アカウントのテンプレートには、「サンキューページ」「ログイン」「注文状況」「注文」「プロフィール」の5種類があり、編集画面上部から表示対象を切り替えて確認できます。ただし、どのページから編集しても、ロゴや配色、フォントなどのブランディング設定は共通で適用されるため、ページごとに個別でデザイン変更はできません。

また、レイアウト構造そのものを自由に変更することはできないため、カスタマイズは主にデザイン調整が中心です。

編集手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「設定」をクリックする
2. 「チェックアウト」を選択する
3. 「カスタマイズ」をクリックする
4. 画面上部のメニューから編集したいテンプレートを選択する
5. ロゴ・カラー・フォント・ボタンスタイルなどを調整する
6. 「保存」をクリックする

従来のお客様アカウントの場合

現在は非推奨となっている従来のお客様アカウントでは、テーマエディタやLiquid編集を活用し、マイページやログインページ、注文情報ページなどを自由にカスタマイズできていました。要素の追加や並び替え、レイアウト変更も可能で、会員登録フォームを拡張して顧客情報を取得する設計も一般的でした。

テーマエディタを利用した基本的な編集手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「オンラインストア」をクリックする
2. 「テーマ」を選択する
3. 対象テーマの「テーマを編集する」をクリックする
4. 「お客様のログイン」テンプレートに遷移する
5. ログイン後、「お客様アカウント」テンプレートを表示する
6. 「セクションを追加」から任意のパーツを追加する
7. 配置や内容を調整し、「保存」をクリックする

また、Liquidコードを編集することで、より高度な表示制御や機能追加にも対応できていました。

ただし、これらのカスタマイズは現在の新しいお客様アカウントでは再現できず、従来の仕組み自体も非推奨となっています。今後は新しいお客様アカウントを前提に、アプリで拡張していく設計が基本です。

Shopify Plusの場合

Shopify Plusでは、より細かいデザイン制御が可能です。基本的な流れは次のとおりです。

1. Shopify Plus環境でチェックアウト設定にアクセスする
2. Branding APIを利用してデザイン設定を拡張する
3. カラー・UI要素などを詳細にカスタマイズする
4. 設定を反映・確認する

より細かなブランド表現が可能になりますが、ページ構造自体の変更はできない点には注意が必要です。

Shopifyマイページをカスタマイズする方法【アプリ】

ここでは、新しいお客様アカウントにおいて、アプリを活用したマイページのカスタマイズ方法について解説します。

アプリブロックの仕組み

新しいお客様アカウントでは、テーマやLiquidによる直接的なカスタマイズができない代わりに、「アプリブロック」を使って機能を追加します。

アプリブロックとは、Shopifyアプリが提供するパーツをマイページ上に配置できる仕組みです。チェックアウト・アカウントエディタ内で追加でき、プロフィールページや注文状況ページなどに対して機能を拡張できます。

従来のように自由なレイアウト変更はできませんが、用意された表示エリアに対して必要な機能を追加していく形となります。

できること

アプリを活用することで、標準機能では実現できないさまざまな拡張が可能です。

例えば、プロフィールページに生年月日や性別などの入力項目を追加したり、画像バナーやテキストバナーを表示してキャンペーンを訴求したりといった活用ができます。

さらに、ポイント残高や会員ランクの表示、お気に入り機能の追加、領収書ダウンロード機能などもアプリで実装可能です。

ただし、アプリによって対応しているテンプレートや表示位置が異なるため、新しいお客様アカウントに対応しているかは事前に確認が必要です。

おすすめのアプリは後述します。

カスタマイズの基本手順

アプリブロックを追加する基本的な手順は次のとおりです。

1. 管理画面の「設定」をクリックする
2. 「チェックアウト」を選択する
3. 「カスタマイズ」をクリックする
4. 上部メニューから対象テンプレート(プロフィールなど)を選択する
5. 「ブロックを追加」をクリックする
6. 追加したいアプリを選択する
7. 表示位置や設定内容を調整する
8. 「保存」をクリックする

事前に対応アプリをインストールしておく必要があるため、あらかじめ用途に合ったアプリを選定しておくことが重要です。

Shopifyマイページのカスタマイズにおすすめのアプリ5選

ここでは、新しいお客様アカウントに対応した、マイページ拡張に役立つおすすめアプリを紹介します。

Shopify Checkout Blocks

Shopify Checkout Blocks

Shopify Checkout Blocksは、Shopify公式が提供するチェックアウト拡張アプリです。サンキューページや注文状況ページに対して、バナーや案内コンテンツなどを追加でき、購入後の体験を強化できます。

一方で、チェックアウトページ自体のカスタマイズはShopify Plusのみ対応です。Plusプランでは、コンテンツの追加や入力項目の拡張に加え、配送・決済方法の表示制御、注文条件の設定など、より高度なチェックアウト設計が可能です。

MFアカウント

MFアカウント

MFアカウントは、新しいお客様アカウントに対応したプロフィール拡張アプリです。マイページに入力項目を追加し、顧客情報の収集・活用を強化できます。

生年月日やサイズ、フリガナなどのカスタム項目を柔軟に設定でき、顧客メタフィールドと連携して一元管理が可能です。選択式フィールドにも対応しており、ノーコードでフォームを構築できます。

さらに、画像バナーの表示やShopify Flow連携によるクーポン配布などの自動施策にも対応しており、CRM施策の強化に役立ちます。

Howdy 新しいお客様アカウント 新規会員登録フォーム

Howdy

Howdyは、新しいお客様アカウントに対応した登録・プロフィール拡張アプリです。従来のような会員登録フォームを再現し、初回接点で顧客情報を取得できる点が特徴です。

名前や住所、誕生日、メルマガ同意などの項目を自由に設定でき、顧客メタフィールドと連携して管理できます。新規顧客のみにフォームを表示する制御や、必須・任意の切り替えにも対応しており、柔軟な設計が可能です。

また、プロフィールページにはメタフィールド編集ブロックやバナー画像を追加でき、顧客タグによる表示出し分けにも対応しています。

SAKUシンプル領収書

SAKUシンプル領収書

SAKUシンプル領収書は、日本の商習慣に対応した書類発行アプリです。領収書・請求書・見積書・納品書を自動発行でき、発行業務の手間を大幅に削減できます。

お客様自身がマイページや注文関連ページから書類を発行できるため、問い合わせ対応の削減にもつながります。設定もシンプルで、専門知識がなくてもスムーズに導入可能です。

また、軽減税率に対応している点も特徴で、日本国内向けECに適した設計となっています。新しいお客様アカウントにも対応しており、運用負担を抑えながら顧客体験を向上させたいストアに適したアプリです。

Helium Customer Fields

Helium Customer Fields

Helium Customer Fieldsは、顧客情報の収集・管理・活用を一元化できる定番アプリです。登録フォームやマイページを拡張し、誕生日やカナ姓名、法人情報(VATなど)といった多様なデータを取得できます。

最大の特徴は、ユーザー自身がマイページから情報を編集できる点にあります。これにより、運用側の修正対応を減らしながら、常に最新の顧客データを維持できます。

また、入力内容に応じた自動タグ付けや条件分岐によるフォーム制御にも対応しており、顧客セグメントの構築やCRM施策の高度化に直結します。各種マーケティングツールとの連携にも対応しており、データ活用を重視するストアに適したアプリです。

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