Shopifyのギフトカード機能は、ギフト需要への対応だけではなく、新規顧客獲得やリピーター育成、キャンペーン施策など、さまざまな用途で活用できます。デジタル形式で手軽に送付できるため、eギフト施策や販促キャンペーンとの相性も良く、近年では導入するECサイトも増えています。
一方で、販売方法や無料配布方法、受取人設定、利用制限など、事前に理解しておきたい仕様も少なくありません。また、テーマによって利用できる機能が異なるケースもあるため、事前確認も重要です。
本記事では、Shopifyギフトカードの概要やクーポンコードとの違い、商品として販売する方法、顧客へ無料配布する方法、各種設定・管理方法、活用方法、注意点までを初心者向けに分かりやすく解説します。
目次
Shopifyのギフトカードとは
まず最初に、Shopifyのギフトカードの概要や種類、クーポンコードとの違いについて解説します。
Shopifyのギフトカードの概要
Shopifyのギフトカードとは、Shopifyストア内で現金の代わりとして利用できるデジタル形式のギフト券です。AmazonギフトカードやApple Gift Cardのように、発行されたコードをチェックアウト画面で入力することで支払いに利用できます。
ギフトカードは一度に残高を使い切る必要はなく、残高が残った場合は次回以降の購入に繰り越して利用できます。購入金額が残高を超えた場合は、不足分のみ別の決済方法を併用して支払います。
ギフトカードの種類
Shopifyのギフトカードには、大きく分けて「商品として販売するギフトカード」と「無料で配布するギフトカード」の2種類があります。
商品として販売するギフトカードは、オンラインストア上で通常の商品と同じように販売するタイプです。例えば、誕生日や記念日、母の日、クリスマスなどのギフト需要に合わせて販売することで、プレゼント用途での購入を促進できます。住所を知らない相手にも簡単に贈れるため、eギフトのような形で活用しやすい点も特徴です。
無料で配布するギフトカードは、ストア側が特定の顧客へ無償で発行するタイプです。例えば、友達紹介キャンペーンやレビュー投稿のお礼、配送遅延のおわびなど、販促やカスタマーサポート用途で活用できます。
クーポンコードとの違い
ギフトカードとクーポンコードは、どちらも購入金額を減額できる機能ですが、役割や仕様が異なります。
ギフトカードは、現金や商品券のようなイメージで利用される機能です。ストア上で販売できる他、購入した金額分を支払い手段として利用できます。
一方、クーポンコードは割引を目的とした機能です。一定金額以上の購入時のみ適用したり、特定の商品だけを対象にしたりと、細かな条件設定が可能です。
また、ギフトカードは基本的に他のディスカウントと併用しやすい一方で、クーポンコードは種類によって併用制限があります。
このように、「金券として使う」ものがギフトカード、「割引施策として使う」ものがクーポンコードという点が大きな違いです。
Shopifyのギフトカードの使い方
Shopifyのギフトカードは、発行されたギフトカードコードをチェックアウト画面で入力することで利用できます。
利用手順は次のとおりです。
①商品をカートへ追加する
②チェックアウト画面へ進む
③「ギフトカードまたはディスカウントコード」の欄へコードを入力する
④「適用」をクリックする
適用後は、ギフトカード残高分が注文金額から差し引かれます。
なお、ギフトカードは商品代金だけではなく、送料や税金を含む注文合計金額にも利用可能です。
Shopifyでギフトカードを商品として販売する方法
ここでは、Shopifyでギフトカードを商品として販売する方法について解説します。主な手順は次のとおりです。
1. ギフトカード商品を追加する
2. タイトル・説明文・画像を設定する
3. 額面金額を設定する
4. 販売チャネルと公開ステータスを設定する
5. ギフトカードの自動送信を設定する
6. 受取人情報フォームを設定する
それぞれの手順を詳しく説明します。
1. ギフトカード商品を追加する

まずは、Shopify管理画面からギフトカード商品を作成します。
管理画面の「商品管理」→「ギフトカード」を開き、「ギフトカード商品を追加」をクリックして、「ギフトカード商品を作成する」画面へ移動します。
2. タイトル・説明文・画像を設定する

次に、ギフトカードの商品情報を設定します。設定できる主な項目はタイトルや商品説明文、画像などです。
タイトルには、「誕生日ギフトカード」や「母の日ギフトカード」など、用途が分かりやすい名称を設定すると購入されやすいです。
また、メディアではギフトカード画像を設定できます。「新規アップロード」から画像を追加し、ブランドイメージに合わせた券面デザインを設定しましょう。
説明文には、利用方法や注意事項、有効期限の有無などを記載しておくと親切です。
3. 額面金額を設定する

続いて、ギフトカードの額面金額を設定します。
Shopifyでは、あらかじめ用意された金額を選択できる他、「金額を追加」から自由な金額設定も可能です。例えば、1,000円や3,000円、5,000円、10,000円のような価格帯で設定します。
なお、販売用ギフトカードの額面は、最大10,000USD相当まで設定可能です。
4. 販売チャネルと公開ステータスを設定する

ギフトカード商品は、販売チャネルや公開状態も設定できます。例えば、オンラインストアのみで販売したり、Shopify POSやSNS販売チャネルでも利用可能にしたりといった設定が可能です。
また、「下書き」「公開中」などのステータスも設定できます。
設定完了後は、ページ上部の「保存」をクリックすればギフトカード商品の作成は完了です。
5. ギフトカードの送信方法を設定する

Shopifyでは、ギフトカード購入後にコードを自動送信する設定が可能ですが、ストアや設定状況によっては手動送信になっている場合があります。
確認する場合は、管理画面の「設定」→「一般設定」を開き、「注文処理」の項目を確認します。ここで、「注文のギフトカードのみを自動で発送(フルフィルメント)する」が有効になっている場合は、購入完了後にギフトカードコードが自動送信されます。
6. 受取人情報フォームを設定する

ギフト用途で利用する場合は、「受取人情報フォーム」を設定することがおすすめです。設定を有効にすると、購入者が受取人のメールアドレスやメッセージ、送信日時などが指定できます。
設定手順は次のとおりです。
①「オンラインストア」→「テーマ」を開く
②「テーマを編集する」をクリックする
③ギフトカード商品ページを開く
④「購入ボタン」を選択する
⑤「ギフトカード商品の受取人情報フォームを表示する(ギフトカードの送信オプション)」を有効化する
設定後は、購入者が直接ギフト相手へ送信できます。
なお、ギフトカードの受取人機能は、Shopifyの無料Online Store 2.0テーマのv9.0.0以降で導入された機能で、Dawnテーマなどで利用可能です。旧テーマやHorizonファミリーのテーマでは利用できません。
また、利用中のテーマが受取人情報フォームに対応していない場合でも、Shopify開発者向けドキュメントを参考にカスタマイズを追加することで対応できるケースがあります。テーマによって利用可否や設定方法が異なるため、事前にテーマの対応状況を確認しておきましょう。
Shopifyでギフトカードを配布する方法
ここでは、Shopifyでギフトカードを無料配布する方法について解説します。主な手順は次のとおりです。
1. 無料配布用のギフトカードを作成する
2. 金額・有効期限・メモを設定する
3. 顧客を指定してメールで送信する
4. コードをコピーして手動で共有する
それぞれの手順を詳しく解説します。
1. 無料配布用のギフトカードを作成する

まずは、無料配布用のギフトカードを作成します。
管理画面の「商品管理」→「ギフトカード」を開き、「ギフトカードを作成」をクリックします。すると、「ギフトカードを作成」画面へ移動します。
2. 金額・有効期限・メモを設定する

次に、ギフトカードの内容を設定します。主な設定項目は、ギフトカードコードや初期値(金額)、有効期限、メモなどです。
ギフトカードコードは自動生成されますが、必要に応じて変更も可能です。例えば、「WELCOME2026」や「SPRINGGIFT」など、キャンペーン内容に合わせた分かりやすいコードへ変更できます。
なお、メモ欄に入力した内容は顧客には表示されません。そのため、「レビュー投稿キャンペーン」や「配送遅延のおわび」など、施策名や用途を記載しておくと管理しやすくなります。
3. 顧客にギフトカードを送信する【メールで送信する場合】

特定の顧客へ配布したい場合は、「お客様」の欄から送信先を指定できます。既存顧客を検索して追加できる他、新規顧客を登録して送信することも可能です。
顧客を指定した状態で保存すると、ギフトカード情報がメール送信されます。そのため、誤送信を防ぐためにも、送信先メールアドレスは事前に確認しておきましょう。
また、キャンペーン配布やVIP顧客向け施策などでは、顧客タグと組み合わせて管理すると運用しやすくなります。
4. 顧客にギフトカードを送信する【コードをSNS等で送信する場合】

ギフトカードは、メール送信だけではなく、コードをコピーして手動で共有することも可能です。例えば、SNSキャンペーンの当選者へのDM送付や、チャットサポートでのおわび対応、イベント参加特典としての配布などに活用できます。
保存後に表示されるギフトカードコードをコピーし、メールやSNS、チャットなどで共有します。ギフトカードコードは後から再確認できない場合があるため、保存前に必ずコピーして保管しておきましょう。
Shopifyのギフトカードの各種設定・管理方法
ここでは、Shopifyのギフトカードに関する各種設定・管理方法を解説します。
発行済みギフトカードを確認する方法
発行済みのギフトカードは、Shopify管理画面の「商品管理」→「ギフトカード」から確認できます。
一覧画面では、発行済みギフトカードの残高やステータス、発行日、対象顧客などを確認可能です。
販売用として購入されたギフトカードだけでなく、キャンペーンなどで無料配布したギフトカードもまとめて管理できます。
残高・利用状況を確認する方法
各ギフトカードの詳細画面では、現在の残高や利用状況を確認できます。
例えば、現在いくら残っているのか、どの注文で利用されたのか、既に使い切られているのかといった情報を把握できます。
ギフトカードを再送信する方法
ギフトカードは、顧客がメールを紛失した場合や、誤って削除してしまった場合などに再送信できます。
再送信する場合は、管理画面の「商品管理」→「ギフトカード」から対象のギフトカードを開き、「ギフトカードを送る」を選択します。
ギフトカードを無効化する方法
発行済みのギフトカードは、必要に応じて無効化することも可能です。例えば、コードの流出や不正利用が疑われる場合、誤って発行した場合、キャンペーン終了後に利用停止したい場合などに活用できます。
無効化する場合は、対象のギフトカード詳細画面から「無効化」を選択します。ただし、一度無効化したギフトカードは元に戻せないため注意が必要です。
ギフトカードレポートを確認する方法
Shopifyでは、ギフトカードに関するレポートも確認できます。例えば、どれくらい販売されているか、未使用残高がどれくらいあるか、どのタイミングで利用されているかなどを把握できます。
レポートを確認する場合は、管理画面の「商品管理」→「ギフトカード」へ進み、「エクスポート」をクリックします。その後、「ギフトカードをエクスポートする」を選択することで、ギフトカード情報をCSV形式で出力できます。
Shopifyでおすすめのギフトカードアプリ3選
Shopifyのギフトカード機能は標準機能でも十分利用できますが、より高度な運用を行いたい場合は専用アプリの導入がおすすめです。
ここでは、Shopifyのギフトカード運用を強化したい場合におすすめのアプリを紹介します。
Givy

Givyは、ギフトカード販売だけではなく、商品ギフトやサブスクリプションギフト、法人向けギフトまで幅広く対応できる高機能アプリです。
固定金額だけではなく、顧客が自由に金額を入力できるカスタム額設定にも対応しており、多通貨でのギフトカード販売・利用も行えます。
また、ギフトメッセージやGIF、ラッピング、配送日時指定など、ギフト体験を強化できる機能が充実している点も特徴です。
さらに、一括ギフトカード発行機能も備えており、ロイヤル顧客向けキャンペーンや法人ギフト、インフルエンサー施策などにも活用できます。
料金プランは月額14ドルの「イントロ」と月額49ドルの「ベーシック」、月額99ドルの「グロース」があります。イントロプランでは7日間の無料体験が利用可能です。
Gift Card Pro

Gift Card Proは、デジタルギフトカードの送付体験を細かくカスタマイズしたいストア向けのアプリです。
購入者は、複数のギフトカードデザインから好きなデザインを選択できる他、メッセージ入力やビデオメッセージ録画にも対応しています。
また、メールだけではなくSMS送信にも対応しており、即時送信だけではなく、誕生日や記念日に合わせた日時指定送信も可能です。
さらに、カスタム金額設定や多通貨・多言語対応、残高確認ページなど、ギフトカード運用を強化できる機能も搭載されています。
料金プランは月額9.99ドルの「基本」と、月額29.99ドルの「標準」、月額89.99ドルの「仕事」、月額499.99ドルの「企業」があります。全てのプランで14日間の無料体験が利用可能です。
Rise.ai

Rise.aiは、ストアクレジットやギフトカード、キャッシュバック、ロイヤリティー、メンバーシップを統合し、顧客のリテンションとLTVを高めるアプリです。現金価値のあるクレジットを付与でき、ポイント制よりROIの高いロイヤリティープログラムを構築できます。
キャッシュバックを割引の代替として活用すればAOVやアップセルを促進でき、ギフトカードや紹介プログラムを通じて新たな収益源を開拓可能です。さらに、返金や返品をストアクレジットで処理することで損失を抑えられる点も特徴です。
料金プランは、月額19.99ドルの「Starter」と月額59.99ドルの「Small-Busines」、月額199.99ドルの「Pro」があります。全プランで7日間の無料体験が利用可能です。
Shopifyでのギフトカードの活用方法
ギフトカードの主な活用シーンは次のとおりです。
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ギフト需要に合わせて販売する
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新規顧客の獲得につなげる
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リピーター育成に活用する
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キャンペーン特典として配布する
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カスタマーサポートに活用する
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法人向け・福利厚生向けに展開する
それぞれを詳しく解説します。
ギフト需要に合わせて販売する
ギフトカードは、誕生日や記念日、母の日、父の日、クリスマスなど、ギフト需要が高まるタイミングで活用しやすい商品です。
通常の商品とは異なり、サイズや在庫を気にせず贈れるため、相手の好みが分からない場合や、配送先住所が分からない場合でも利用しやすいです。
特に、eギフト需要が拡大している現在では、デジタル形式で手軽に送れるギフトカードとの相性は非常に良好です。
また、ホリデーシーズン限定デザインや期間限定キャンペーンと組み合わせることで、通常時よりも購入率向上を期待できます。
新規顧客の獲得につなげる
ギフトカードは、新規顧客獲得のきっかけとしても活用できます。既存顧客が友人や家族へギフトカードを贈ることで、これまでストアを知らなかったユーザーにブランドを知ってもらう機会を作れます。
通常の広告施策とは異なり、「知人からのプレゼント」という形で接点が生まれるため、ブランドへの信頼感を得やすい点もメリットです。
また、ギフトカード利用者向けに送料無料や初回特典などを用意することで、実際の購入につなげやすくなります。
リピーター育成に活用する
ギフトカードは、リピーター育成施策とも相性が良い機能です。
例えば、「3回購入ごとに500円分プレゼント」「累計購入金額に応じて配布」といった形で活用することで、継続購入を促進できます。
現金値引きに近い感覚で利用できるため、通常のクーポンよりも特別感を演出しやすい点も特徴です。
また、ギフトカードを利用するために再訪問するユーザーも多く、ストアへの再アクセスや追加購入にもつながりやすいです。
キャンペーン特典として配布する
ギフトカードは、さまざまな販促キャンペーンの特典として活用でき、次のような施策と組み合わせる方法があります。
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友達紹介キャンペーン
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レビュー投稿特典
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会員登録キャンペーン
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SNS投稿キャンペーン
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一定金額以上購入時の特典
特に、「次回購入時に利用できる」という特性があるため、一時的な販促だけではなく、再購入促進にもつながります。
また、物理的なノベルティとは異なり、在庫管理や発送作業が不要なため、運用負荷を抑えやすい点もメリットです。
カスタマーサポートに活用する
ギフトカードは、顧客対応やサポート施策にも活用できます。
例えば、配送遅延や商品の不具合が発生した際に、おわびとしてギフトカードを配布することで、顧客満足度低下を抑えやすくなります。
単純な返金対応だけではなく、「次回も利用してほしい」という意図を込められるため、関係性維持にもつながります。
また、VIP顧客への特別対応や、長期間利用している顧客への感謝施策として活用するケースもあります。
法人向け・福利厚生向けに展開する
ギフトカードは、法人向け用途でも活用できます。
例えば、企業が従業員向け福利厚生として配布したり、販促ノベルティやキャンペーン景品として利用したりするケースがあります。
デジタル形式で送付できるため、紙の商品券と比較して配送コストや管理工数を抑えやすい点もメリットです。
また、展示会やイベント施策で「来場特典」として配布することで、自社ストアへの送客施策としても活用できます。
Shopifyでのギフトカード運用時の注意点
ここでは、Shopifyでギフトカードを運用する際に注意したいポイントを解説します。
ギフトカードは購入者本人に送信される
Shopifyのギフトカードは、デフォルト設定のままでは購入者本人にメール送信されます。
そのため、プレゼント用途で利用する場合は、購入者自身が受取人へメールやDMなどで転送する必要があります。
また、受取人へ直接送りたい場合は、テーマのカスタマイズやアプリの導入が必要です。
サブスクリプション商品では利用に制限がある
Shopifyのギフトカードは、サブスクリプション商品では利用に制限があります。初回購入時には利用できるケースがありますが、継続課金には対応していない場合があります。
そのため、定期購入商品を販売しているストアでは、「どこまで利用できるのか」を事前に確認しておくことが重要です。
また、利用できない場合は、商品ページやFAQなどで事前に案内しておくとトラブル防止につながります。
有効期限や返金ルールを確認する
ギフトカードには、有効期限を設定できますが、ギフトカードに関する法律や規制は国・地域によって異なるため注意が必要です。
例えば、一部地域では「一定期間以上の有効期限設定を禁止している」「未使用残高の返金義務がある」といった規制が設けられている場合があります。特に越境ECを運営している場合は、販売対象地域の法令確認が重要です。
また、日本国内でも、資金決済法などとの関係を考慮する必要があります。詳細については、必要に応じて専門家へ確認しましょう。
会計・税務処理に注意する
ギフトカードは、通常の商品とは異なる会計・税務処理が必要になる場合があります。
一般的には、ギフトカード販売時点では負債として扱われ、実際に商品購入へ利用されたタイミングで売り上げ計上されるケースが多くあります。
また、消費税についても、「ギフトカード販売時」ではなく「商品引換時」に発生する場合があります。
運用方法によって処理が異なるケースもあるため、特に法人運営や大規模ストアでは、事前に税理士や会計担当者へ確認しておくと安心です。
転売・不正利用リスクに備える
ギフトカードはコード形式で利用するため、転売や不正利用のリスクがあります。
例えば、コード流出や第三者への共有、不正取得されたコードの利用などが発生する可能性があります。
そのため、必要に応じてギフトカードを無効化できる運用体制を整えておくことが重要です。
また、高額ギフトカードを扱う場合は、不自然な大量購入や短期間での不正利用が発生していないか定期的に確認しましょう。