Shopifyは、事業規模や販売形態に応じて選べる多彩なプランを用意しているECプラットフォームです。Basic・Grow・Advanced・Plusといったオンラインストア向けの主要プランに加え、StarterやRetailなど用途特化型のプランも存在します。
本記事では、Shopifyの各プラン料金や手数料、特徴を整理するとともに、BASE・STORES・カラーミーショップとの違いや、料金に関するよくある疑問についても分かりやすく解説します。
目次
Shopifyのプランの料金一覧
Shopifyの各プランの違いと特徴
RetailShopifyと他のプラットフォームとの違い
Shopifyの料金に関するQ&A
Shopifyのプランの料金一覧
2026年1月時点での、Shopifyのプラン料金と主な手数料は次のとおりです。
BasicやGrow、Advanced、Retailプランは、年払いをすることで、割引された価格で契約可能です。
| プラン名 |
Basic |
Grow |
Advanced |
Plus |
Starter
|
Retail
|
| 料金(月額) |
4,850円
|
13,500円 |
58,500円 |
2,300ドル ※3年契約 |
750円 |
13,000円
|
| 料金(年払い・月換算) |
3,650円 |
10,100円 |
44,000円 |
‐ |
‐ |
11,600円 |
オンライン国内カード手数料 JCBオンラインクレジットカード手数料 |
3.55% |
3.4%
|
3.25% |
2.9% |
5% |
3.55% |
オンラインAmexカード手数料 オンライン海外カード手数料 |
3.9% |
3.85% |
3.8% |
3.75% |
5% |
3.9% |
外部サービス取引手数料
|
2% |
1% |
0.6% |
0.2% |
5% |
2% |
追加のスタッフアカウントの数
|
- |
5 |
15 |
無制限 |
1 |
‐
|
Shopifyの各プランの違いと特徴
Shopifyには、オンラインストア運営向けの主要プランから、特定の用途に特化したプランまで複数の料金プランが用意されています。ここでは、各プランの位置付けや特徴を整理し、自社に合ったプラン選びの参考となるよう分かりやすく解説します。
Basic
Basicプランは、本格的なオンラインストアを構築するための標準的なプランです。Shopifyの主要な機能を利用できるプランの中では、最も低コストで導入できる点が特徴です。
ECサイト運営に必要な基本機能がそろっており、初めてオンラインストアを開設する小規模事業者や個人事業主に適しています。商品登録やショッピングカート、決済・配送設定といった販売に直結する機能に加え、独自ドメインの設定や、テーマを使ったストアデザインのカスタマイズも可能です。
また、商品紹介のためのブログ機能や、多言語・多通貨対応など、将来的な海外販売を見据えた機能も利用できます。BasicプランでもShopifyの中核機能はほぼ網羅されているため、「まずはShopifyでオンライン販売を試したい」という段階には十分な構成です。
一方で、上位プランと比べると、スタッフアカウント数やレポート機能、決済手数料や外部サービス取引手数料といった点で制限があります。そのため、運営体制の拡大や、より詳細な分析・効率化を求める場合は、Grow以上のプランへの切り替えを検討する余地があります。
Grow
Growプランは、オンラインストアの運営が軌道に乗り始め、売り上げ拡大や運営効率の向上を図りたい事業者向けのプランです。成長フェーズにある中小規模のビジネスに適した位置付けとなっています。
Basicプランの全機能に加え、複数名でのストア運営を想定した機能が拡張されている点が特徴です。スタッフアカウント数が増えるため、商品管理や受注対応、マーケティング施策などを役割分担しながら進めやすくなります。
また、より詳細なレポート機能が利用できるようになり、売り上げ推移や顧客動向を把握しながら、施策の改善や運営判断を行いやすくなります。Basicプランと比べて決済関連の条件も改善されるため、取引量が増えてきたストアにとってはコスト面でもメリットがあります。
Growプランは、「一人運営からチーム運営へ移行したい」「データを活用して売り上げを伸ばしていきたい」といった段階のストアに適したプランといえるでしょう。
Advanced
Advancedプランは、売り上げ規模が拡大し、より高度な分析や運営体制が求められるストア向けの上位プランです。国内販売に加え、海外展開を本格的に進めたい事業者にも適した位置付けとなっています。
Growプランの全機能に加え、より多くのスタッフアカウントを利用できるため、部門ごとに役割分担を行うような組織的な運営にも対応します。また、詳細なデータ分析を行える高度なレポート機能が利用可能となり、売り上げや顧客動向を基に、より精度の高い意思決定を行いやすくなります。
さらに、国際販売を想定した機能が強化されている点も大きな特徴です。配送や税金に関する設定を自動化できるため、国や地域ごとに条件が異なる越境ECでも、運営負担を抑えながら販売を進められます。
Advancedプランは、「データを活用して事業をスケールさせたい」「海外向け販売を含めた複雑な運営に対応したい」といった段階のストアに適したプランです。
Plus
Plusプランは、大規模なEC事業やエンタープライズ企業向けに提供されるShopifyの最上位プランです。月額料金は固定ではなく、事業規模や要件に応じた個別見積もり対応です。
Advancedプランの全機能を備えた上で、複数ストアを一元管理できる点が大きな特徴です。一つの契約内で複数の追加ストアを運営できるため、国や地域ごとの多言語・多通貨ストア、BtoCとBtoBの分離、ブランド別・卸売専用ストアなどを柔軟に構築・管理できます。
また、より高度なカスタマイズやシステム連携に対応できる環境が用意されており、大規模なトラフィックや複雑な業務フローにも対応可能です。加えて、専任のサポート体制や、自動化機能を活用した運営効率の向上など、企業レベルでのEC運営を前提とした支援が提供されます。
Plusプランは、「Shopifyを基盤として事業全体をスケールさせたい」「複数ストアを横断的に管理したい」といった高度な要件を持つ企業に適したプランです。
Starter
Starterプランは、前述したBasic・Grow・Advanced・Plusといったオンラインストア運営を前提とする主要プランとは異なり、本格的なECサイトを構築せずに販売を始めたい方向けのプランです。
フル機能のオンラインストアは作成できませんが、商品ごとの販売リンクを発行し、SNSやチャット、メールなどで共有することで、購入ページへ直接誘導できます。そのため、副業やスモールビジネスを始めたばかりの方や、オンライン販売の需要を試したい段階に適しています。
一方で、ストアデザインのカスタマイズや商品一覧ページの構築、複数商品を横断した導線設計といった機能は含まれていません。販売チャネルはリンク経由に限定され、「リンクを通じて商品を売る」というシンプルな販売スタイルに特化した設計です。
Starterプランは、オンラインストアを本格的に運営するためのBasic以上のプランとは目的が異なり、ECサイト構築前のテスト用途や、最小限の機能で販売を行いたい場合の選択肢として位置付けられます。
Retail
Retailプランは、オンラインストア運営を主目的とするBasic・Grow・Advanced・Plusとは異なり、実店舗での対面販売を中心に運営したい事業者向けのプランです。
このプランには、ShopifyのPOS機能を拡張した「Shopify POS Pro」が1ロケーション分含まれており、実店舗運営に必要な高度な販売管理機能を利用できます。レジ機能をはじめ、スタッフごとの権限管理、在庫のリアルタイム同期、顧客情報の管理、返品・交換対応など、店舗業務を効率化する仕組みが整っています。
また、実店舗での販売を軸としながら、在庫や顧客データをShopify上で一元管理できるため、オンラインストアとの連携も可能です。ただし、オンライン販売機能は補助的な位置付けとなり、フル機能のECサイト運営を前提としたプランではありません。
Retailプランは、「実店舗を中心に販売しつつ、POSと在庫管理をShopifyで統合したい」「ポップアップショップや複数店舗の運営を効率化したい」といったケースに適したプランです。
Shopifyと他のプラットフォームとの違い
Shopifyにはさまざまな強みがありますが、ECプラットフォームごとに費用構造や得意分野は大きく異なります。
ここでは、Shopifyと代表的な国内ECプラットフォームを比較し、それぞれの特徴や向いている事業者像を整理します。
Shopify
Shopifyは、世界中で利用されているECプラットフォームで、拡張性・柔軟性・グローバル対応力に強みがあります。
アプリによる機能拡張やデザインカスタマイズの自由度が高く、事業成長に合わせて段階的にスケールできる点が特徴です。
初期費用はかかるものの、売り上げ規模が大きくなるほどコスト効率が高くなりやすく、中長期的なEC運営を前提とした設計になっています。
BASE

BASEは「誰でも簡単にネットショップを開設できる」ことを重視した、日本発のECプラットフォームです。
専門知識がなくても比較的簡単な操作でストア運営ができ、初期費用や月額費用をかけずに始められる点が最大の魅力です。
一方で、デザインや機能拡張の自由度はShopifyと比べると限定的で、売り上げが増えるほど手数料負担が重くなりやすい構造になっています。
費用・条件の目安は次のとおりです(スタンダードプランの場合)。
STORES

STORESは、BASEと同様に日本発のECプラットフォームで、シンプルさと分かりやすさを重視した設計が特徴です。
フリープランから利用できる他、物販だけでなく予約販売やチケット販売などにも対応しており、小規模事業者や個人事業主に向いています。
決済手数料はやや高めですが、操作性や関連サービスとの連携を重視する場合に選ばれやすいサービスです。
STORESの費用・条件の目安は次のとおりです(スタンダードプランの場合)。
-
月額費用:2,980円(年払いの場合。月払いは3,480円)
-
決済手数料:3.6%〜
-
取引手数料:なし
-
振込手数料:無料・有料(条件によって異なる)
-
入金サイクル:月次または週次(プラン・設定による)
カラーミーショップ

カラーミーショップは、GMOペパボが提供する国産のECサイト構築サービスで、自由なデザイン性と高いカスタマイズ性を手頃な料金で実現できる点が特徴です。
多くのテンプレートや豊富な機能が標準装備されており、初めてのEC運営から中規模事業まで幅広く対応します。
国内利用者向けコンテンツやサポート体制も整っており、Amazon Pay・楽天ペイ・PayPayなど複数の決済手段も導入可能です。
カラーミーショップの費用・条件の目安は次のとおりです(レギュラープランの場合)。
Shopifyの料金に関するQ&A
最後に、Shopifyのプラン料金に関するよくある質問とその回答を紹介します。
Shopifyの無料期間はあるか
Shopifyでは新規ユーザー向けに無料トライアル期間が用意されています。
通常は数日間の無料体験が可能で、この期間中にストアの構築や機能の試用ができます。
無料期間終了後に有料プランへ移行するかどうかを選択できます。
Shopifyのプランは途中解約ができるか
Shopifyのプランは、契約期間の途中であってもいつでも解約できます。途中解約による違約金は発生しません。
ただし、解約時点で残っている契約期間分の料金は返金されないため、支払済みの料金は戻らない点には注意が必要です。
Shopifyストアを一時停止した場合、料金はどうなるか
Shopifyでは、ストアを一時的に停止したい場合に「Pause and Build」という選択肢があります。このプランを利用すると、月額5ドルでストアを維持しながら、商品登録やデザイン編集などの作業を続けられます。
完全にストアを無効化した場合は、課金は停止されますが、再開時には再設定が必要です。
Shopifyでオプション機能を追加した場合の料金はどうなるか
Shopifyでは、基本プランの月額料金とは別に、追加費用が発生するケースがあります。
代表的なものとして、有料アプリの利用料や外部決済サービスの手数料、プランによっては追加のスタッフアカウント費用、高度なレポート機能などが挙げられます。これらは基本料金とは別途請求されます。
Shopifyで複数ストアを運営する場合、料金はどうなるか
Shopifyでは、原則として1ストア(1ブランド)ごとに一つの料金プラン契約が必要です。
そのため、複数ストアを運営する場合は、ストア数分の月額料金が発生します。
Shopifyのテーマ(デザインテンプレート)に費用はかかるか
Shopifyには、無料で利用できる公式テーマが複数用意されています。これらは商用利用が可能で、基本的なカスタマイズにも対応しています。
さらにデザイン性を高めたい場合は、有料テーマの購入も可能です。有料テーマは一度購入すれば継続課金はなく、価格帯はおおよそ100〜350ドル程度です。
Shopifyアプリの利用に費用はかかるか
Shopifyアプリストアには、無料アプリと有料アプリがあります。有料アプリの場合、月額課金・年額課金・従量課金など、料金体系はアプリごとに異なります。
アプリの利用料金はShopifyの基本プラン料金とは別に請求されます。